【インタビュー】

中村静香が見た"特撮"の世界「"カッコいい"をいっぱい食べました」- 『劇場版 キョウリュウジャー』

1 いかに"アイドル"を表現できるか、ファンから愛されるキャラクターを演出できるか

 
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8月3日より、毎年恒例の「戦隊+ライダー夏映画」の全国公開がスタートした。2013年は『劇場版 仮面ライダーウィザード イン マジックランド』と『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』。現在テレビ朝日系で放送中の特撮TVドラマ『獣電戦隊キョウリュウジャー』の映画出演は、今年春に公開された『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』などがあるものの、キョウリュウジャー単独映画としては今回が初となる。

『劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック』より

タイトルが示すとおり、スーパー戦隊シリーズ初のミュージカル映画である本作は、サンバのリズムで躍動しながら、邪悪な敵・デスリュウジャーとの激闘が描かれる。ヒーローも獣電竜も巨大ロボもリズムに乗って踊リ出す、という本作の魅力を最大限に発揮すべくミュージカル仕立てとなり、撮影ロケ地には「福井県恐竜博物館」を使用。600人のファンが参加した大規模な撮影になったという。

物語の鍵となる「天野美琴(Meeko)」を演じるのは、昨年「ドロリッチガールズ」としても注目を集め、グラビアを中心に女優、タレントとして活躍する中村静香。彼女が演じる美琴は、桐生ダイゴ/キョウリュウレッドに思いを寄せるスーパーアイドルだが、実は超古代人の末裔――その歌声のパワーは獣電竜トバスピノ復活の鍵となる。ゲスト出演でありながらも、物語の重要な役どころであり、グラビアとは異なるアイドル像を中村はどう演じたのか。また、日本が世界に誇る"特撮"の撮影現場をどう見たのか、話を聞いた。

中村静香
1988年9月9日生まれ 京都府出身
女優、タレント、グラビアアイドルとして幅広く活躍。アイドルグループ「美少女クラブ31」「ティーンエイジクラブ」のメンバー。グラビアアイドルとして活躍するかたわら、女優としても映画『幸福のスイッチ』、TVドラマ『美丘-君がいた日々-』、舞台『一騎当千』などにも出演
撮影:荒金大介(Sketch)

――これまでに『トミカヒーロー レスキューファイアー』といった特撮作品にも出演された中村さんですが、今回は35年以上続くスーパー戦隊シリーズの最新作です。日本を代表する長寿作品ですが、オファーを受けて、まず率直にどう思いましたか?

スーパー戦隊! うれしくて撮影を心待ちにしていました。 『レスキューファイアー』では消防庁の食堂で働く女性役だったので、『キョウリュウジャー』のオファーで率直に思ったのは、「よっしゃー戦える! アクションができる!」ということでした。元々スポーツが大好きだったこともあり意気込んでいましたが……台本を見たら"トップアイドル歌手"と。ただ、アクションのありなしよりも、歌手でもないのにいいのかな……という思いはありましたね。

――物語は600人のファンを集めたライブシーンからいきなりスタートしますね。

大前提として歌が苦手なんです……。現場では、別撮りでレコーディングしたものを流していいですか? って坂本(浩一)監督にお願いしたんですけど(笑) トップアイドルという肩書きがついている分負けないように、音程を愛嬌が上回ればいいなって。いかに"アイドル"を表現できるか、ファンから愛されるキャラクターを演出できるかということに意識を向けました。何度もモニターを見返し、表情には特に気を遣いましたね。撮影前には歌手や好きなアーティストのPVとかも参考にしたり。

――例えばどんなアーティストや歌手でしょう?

阿部真央さんが大好きで、ギター1本でマイクの前に立ち、ロックな表現力と歌唱力がズバ抜けていて。感情に合わせて表情が変わるのも魅力的です。後はMAN WITH A MISSIONも好きなんですけど、みんな被り物をしているので参考にできなくて、今回は阿部真央さんに(笑)

――オオカミの被り物ですね(笑) ということはロックなアーティストがお好きなんですね。

けっこうロックなアップテンポな楽曲が好きかもしれませんね。劇中では「わたしたちの歌で世界が終わるなんて耐えられない」と、祈り歌でキョウリュウジャーたちにパワーを送るシーンがあるんですが、表情と気持ちを同化させる――気持ちを込めて歌うという表現には、参考にさせていただきましたね。

―― 一言で"見せる"と言っても、中村さんがご活躍されているグラビアとはまた異なりますよね。歌は声と表情から、アイドル的な立ち回りや動きも必要になってきたり。

そうなんです。実際の撮影では(エキストラの)お客さんが乗せ上手な方ばっかりで! 「Gロッソ」(東京ドームシアターの戦隊ヒーローショー準専用劇場)を一般公募の600人のお客さんで満員にしているからと聞いて緊張していましたが、朝9:00からの撮影なのにお客さんがエンジン全開なんです。「美琴ォォォ!」とか「キャー!」とか、ちょっと手を振ったら「かわいぃぃぃぃぃ!」とか、すべてのリアクションやレスポンスが100点満点で……とにかくそれに圧倒されました。

ライブシーンが始まったら、最初ペンライトを振っていたのが、パン、パパン(手を叩いて)ヘイ! みたいな合いの手がお客さんの中で生まれて……もう錯覚しますよ(笑) 美琴を通り越して中村自身も歌手なんじゃないかって。まわりのスタッフさんに「やってて気持ちいいでしょ?」と言われましたし、言葉では言い表わせられないくらい気持ちよかったです。だから、ライブシーンは私ひとりじゃ作れなかった。お客さんが帰って、一人で撮影している時とは空気が違いすぎるんです。歌手の皆さんにとっては当たり前のことかもしれませんが、やっぱりお客さんの力って本当にすごいんです。……続きを読む

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インデックス

目次
(1) いかに"アイドル"を表現できるか、ファンから愛されるキャラクターを演出できるか
(2) 特にスーツアクターの方がカッコよくて……胸キュンの連続
(3) "ブレイブ"はキョウリュウジャーに負けない、私もブレイブ持ってるよ!
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