13時のプレオープニングを経て、BREAKDANCE → BMX STREET → BMX FLATLAND → SKATEBOARD JAMの予選がスタートした。今回は、地方予選の勝者、海外招待選手を合わせて56名が参加。各種目で頂点を競い合うことになった。

2on2のトーナメント方式で審査が行われたBREAKDANCE。予選では2ムーブ・2セットのパフォーマンスが披露され、「タフネスさ・グルーヴ・スキル」によるジャッジの結果、アメリカから参戦したTATA&STRIKES、Smurf&Prada-G、KATSUYA&NORI、RYOMA&YOSSHIの4チームが選出された。

宙返りなどの軽やかなパフォーマンスで会場を沸かせたKATSUYA&NORI

楽しげな表情が印象的なRYOMAと、身長を活かしたダイナミックさがアピール度大のYOSSHI

BMX STREET予選では、4組3名ずつで5分間ジャムを行い「タフネスさ・技の完成度・技の独創性」をポイントにジャッジが下される。各組の上位1人が決勝進出だ。

ミスなくきっちり技を決める昨年の優勝者、松元謙。高いジャンプで他を圧倒するコリー・マルティネなど、ライダーの個性を活かした戦いが繰り広げられる。この2者に加え、コンボ技で圧倒した比嘉勝太、ネイサン・ウィリアムスらが決勝進出を決めた

BMX STREET予選とBMX FLATLAND予選の間に行われたMARIPONのダンスショーケース。2012年のBABY G Dance Contestで優勝、堂々としたパフォーマンスを披露した

日本選手6名、海外招待選手6名の計12名で行われたBMX FLATLAND予選。3名でのトライアングルバトルを4組行い「タフネスさ・技の創造性・技の完成度」でジャッジする。各組1位のみが準決勝進出となる。組み合わせは当日の朝抽選で決められたのだが、最初のA組で、なんと昨年の優勝者・内野洋平、内野の親友である北山努、彼らの師匠・田中光太郞が戦う事態に。

華やかな大技を得意とする内野、ゆったりとした独自のリズムで技を見せる北山、丁寧かつ安定した技を披露する田中と、三者三様の個性が激突。甲乙付けがたい内容となったが、ここぞという場面で大技を決めた内野が準決勝に進んだ

その他、トラヴィス・コリアやティム・シア、木場慎一の「フロントタイヤ対決」と評されたB組、スピード&アグレッシヴな技が満載だったC組、ビッキー・ゴメスのマイペースな試合運びや技術の正確さが際だったD組など、予選から目の離せない試合が続いた

8名で15分のタイム内にポイントを競うSKATEBOARD JAM予選。A組、B組の上位4人が決勝進出となる方式だ。「タフネスさ・トリックの難易度・メイク率」でジャッジが行われ、A組では華やか、かつ安定した技で1位通過となった奥野健也、独特のアタックで目を惹いた砂川元気ら、B組では昨年の優勝者・瀬尻稜やコンボ技を決めまくる謝花昭徳、1つの技にチャレンジし続けた松尾裕幸らが決勝進出を決めた。

ダブルダッチチーム・EAGER-BEAVERによるショーケース

また、引き続きトーナメント方式を採用したBREAKDANCEと、参加者が多かったBMX FLATLANDでは準決勝が行われ、それぞれの決勝進出者が決められた。

BREAKDANCE準決勝

BMX FLATLAND準決勝

会場では、レゲエのサウンドクラッシュ(サウンドシステム/スピーカー)を模したホワイトのサウンドボックスをペイントする、G-SHOCK ART CLASHも同時に開催。予選5都市で行われたペイント作品に加え、ファイナルの東京ではKRESS EYEによるライブペインティングが行われた。

「G-SHOCK ART CLASH」の作品たち

KRESS EYEによるライブペインティング

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