あらかじめ発表されていたとおり、11月2日よりiPad miniのWi-Fiモデルが発売となった。アップルストアの各店舗では恒例の午前8時からの販売を行なったが、アップルストア銀座では最大時で300人超の行列となった。それでも今回はWi-Fiモデルのみの発売とあって店頭の処理はスムーズで、1時間弱でほぼ行列は解消されていた。

午前7時時点の行列は200人前後、先頭の男性は29日から並んでいた

通例、iPad発売時はiPhone発売時にくらべて行列は少なめである。おまけに今回発売となるiPad miniは小型・廉価の製品ということで、これまでのiPad新製品のように従来製品を大きく上回る性能を備えた、その時点で最強の製品というわけではない。そのうえ、発売となるのはWi-Fiモデルのみだ。そんなところから、今回の盛り上がり具合はどんなものだろうか……と筆者は事前に考えていた。

筆者がアップルストア銀座に着いた午前7時過ぎの時点で、行列は200人前後。最後尾は銀座一丁目の交差点と銀座二丁目の交差点の中間あたり。iPhone発売時などは行列がもっと先まで延びることを考えると控えめではあるが、それでも十分な盛り上がりだった。

午前7時ごろの行列は200人ほど。行列の中には、iPhone/iPad系のブログ/メディアの関係者など、発売イベントのたびに見かける顔ぶれもチラホラ

愛知から、銀座で先頭に並ぶためにきたという男性。ちなみに名古屋では、2日前に並べば余裕で先頭になれる、のだという

先頭に並んでいた男性は、愛知県稲沢市から来たという20歳の大学生。これまではアップルストア名古屋で同じように行列に並んでおり、iPhone 4S/iPhone 5の発売時にはやはり行列の先頭にいたのだという。そして今回、「名古屋ではもう行列の先頭を取ったので、こんどはいちばん人の集まる銀座で先頭になろうと思って」アップルストア銀座に並ぶことにしたそうだ。並び始めた日時は、10月29日の夕方5時ごろから。なんと5日間にわたり並んでいたというから驚きだ。「早く手に取って使いたい」「これまでのiPadは大学に持っていくには重いので、iPad miniの軽さに期待。iPadは今後は自宅用にする」と語っていた。iPad miniの16GBモデル、ブラック/ホワイト各1台を購入するという。

店頭にはiPad miniのPOPが

店内では記念撮影なども……

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