「とにかくサクサク動くレスポンスの早さが気持ちいい!」というのが最初の印象。
EX-ZR15を箱から出して電池を入れて、てっぺんのON/OFFボタンを押すと1秒足らずで素早く起動した。まずはその速さに驚いた。以前から自分が使っていたデジカメは、電源を入れてから起動して、レンズが開いて、ピントが合うまでもたつく時間があって、撮りたいと思った瞬間的なシーンを逃してしまうことが多々あった。
その点このEX-ZR15は反応が早く、試しにズームやフラッシュの操作などをしてみたが、ボタンを押すとすぐに設定が反映されて撮影可能な状態になり、「サクサク動きが軽くて使いやすい!」というのが最初の印象だった。早速、家の中でいろいろと撮影してみた。
まずは買ってきたばかりのサカナのピンクッション。フェルトを使ってハンドメイドで作られたもので、うろこがとっても可愛かったため、綺麗に撮ってみたかった。
カメラ上部の左側にあるAUTOボタンを2回押してプレミアムオートにして撮ると、距離によって自動でマクロモードになる。普段はシャッターを半押ししている間に手がプルプルしてブレてしまうことが多いが、EX-ZR15はピント合わせが素早く、いきなり全押しに近い感覚でシャッターを押しても、フェルトの繊維までかなり綺麗に撮れた。
EX-ZR15では「ベストショット」(BS)というシーンに合わせた撮影モードを選べるらしいので、使ってみた。ピンクッションを背景ぼかしモードで |
飼い猫をペットモードで。かなりの写真嫌いだが、さっと出してさっとピントを合わせて撮影に成功した。毛の柔らかい感じがよく出ている |
次に街中に出てみた
銀座は街中がどこも素敵なので、調子に乗ってパノラマモードを沢山試した。パノラマは連写しながら自分でカメラを横にずらしていくので、手ブレして画像がつながらなかったり、間延びしてしまったりするのではと不安だった。しかし、かなり高速に自動連写を行い、写真と写真のつながり判定をカメラ自身がしてくれるためか、問題なくきれいに画像がつながっていく。これはかなり楽しい…!
HDRで撮ると明暗差を分けた写真を撮影して合成してくれるので、逆光でも真っ暗になったり真っ白になったりすることがなく、綺麗に撮れた |
空をAUTOモードで |
同じところからベストショット(BS)夕焼けモードで。柔らかく暖かい雰囲気になった |
食べ物も写真ひとつでプロっぽくなった…?
帰ってからパンケーキを焼いて、張り切ってトッピングをしてみた。これをベストショット(BS)食べ物モードでパシャリ。おお、自分で作ったものだけどお店で出てるパンケーキみたい! これはブログにアップする時なんかにいいかも。ぐっと美味しそうに見える気がする…。
ベストショット機能が便利 !
少し難しく感じたのは、ベストショット(BS)パノラマの上下幅の感覚。左右が広くなればなるほど上下がショートになり、交差点で建物との距離感がつかみづらかった。もう少し開けた場所で撮るものなのかもしれない。また、ベストショット(BS)モードで撮影するより、自分で調節したほうが色や明るさがちょうどいい時もあるので、多機能なぶん慣れが必要かもしれない。プレビュー機能の際、回転を‘入'にしているのに自動回転がうまくいかなかったのももどかしかった。
全体的な感想としては、まず「ベストショット機能が便利 !」。素人の私でも内蔵のガイドに沿って、ぽんぽん切り替えながら多彩なテイストの写真撮影が楽しめた。
次に、「女性の手にもなじむ軽量コンパクトサイズで、デザインもすっきりしていて可愛い!」。サッとケースから出してサッと撮れる。それでいて液晶が大きくて見やすい。
最後に、「とにかく反応がサクサクしていて軽快!」。操作にストレスがなく、特に、ピント合わせやシャッターが切れるスピードの速さは、握力腕力集中力に自信のない方にも安心。連写の撮影もとっさの1枚も、きれいに撮れるのが嬉しい。
EX-ZR15で撮った写真や動画の簡単な合成ができるそうなので、クリスマスや年末年始に向けてチャレンジしてみたい。
→「EXILIM EX-ZR15」読者モニターレポート特集へ戻る |