HDMI出力を搭載し、Bluetooth 4.0をサポート
Ultrabookはボディが薄いため、厚みや高さがある大きな端子を搭載することは難しい。Aspire S3では、インタフェースとしてUSB 2.0×2、HDMI出力、マイク/ヘッドホン端子、SDカードスロットを搭載している。USB 3.0に対応していないのは残念だが、最低限必要なインタフェースは備えているといえるだろう。また、ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11b/g/n対応無線LANと、Bluetooth 4.0をサポートする。
バッテリは3セルで、容量は3,260mAhだ。Aspire S3-951-F34Cの公称バッテリ駆動時間は約6時間であり、一般的な利用なら十分であろう。他のUltrabookと同様、バッテリの交換はできない。ACアダプタもコンパクトで軽く、携帯性は優秀だ。
1,366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶を搭載
液晶ディスプレイは13.3型ワイド、解像度は1,366×768ドットである。光沢タイプの液晶で、発色は鮮やかだ。輝度も高く、表示品位は優秀だが、外光の映り込みがやや気になることがある。液晶上部には、130万画素Webカメラが搭載されており、ビデオチャットなどに利用できる。
キーボードはアイソレーションタイプの全88キーを採用。キーピッチは約19mmあり、ストローク感も十分ある。剛性も高く、強めに打鍵しても中央がたわむようなことはない。配列も標準的だが、右側のキー配置にはやや無理がある感じで、Enterキーと「む」キー、右Shiftキーと「ろ」キーの間隔がほとんどないのが少々気になった。また、「¥」キーの幅が狭くなっていることや、右下のカーソルキーがかなり小さいことなど、キーボード右側にしわ寄せがきているようだ。
ポインティングデバイスにはタッチパッドを搭載。MacBook Airなどと同じく、パッドとボタンが一体化しているタイプだ。見た目はすっきりしていて美しいが、個人的にはボタンが分離しているほうが好みだ。パッドの任意の位置をタップすれば、左クリックボタンを押したことになるので、マウスカーソルを移動後、そのままタップするようにしたほうが操作しやすいだろう。