【レポート】

「僕、ペットになります!」 - "RPGカフェ"でもう1人の自分を見つけちゃいました

 

突然ですが、皆さんRPGは好きですか?

RPGとは言うまでもなくロールプレイングゲームの略で、ロールプレイとは自分がその世界の何かの役割を演じること。

言葉の定義はさておき、RPGの最大の魅力は独自に創り上げられた世界観です。
特に僕は昔から『ロード・オブ・ザ・リング』に代表されるファンタジー系RPGの世界観が大好きで、そういったRPGをプレイするたびに、本当にこんな世界がどこかにあったらいいのになあ……と夜空を見上げては中二病的な妄想にふけっていたものでした。

そんな僕の思いに応えてくれるカフェが都内にあると聞いては、これはもう行ってみるしかありませんよね!

ということで、コンセプトカフェ巡りシリーズ第3弾は、RPGカフェ「アカシウス寄宿舎学園」のレポートをお届けしたいと思います。

そして、今回もコンセプトカフェに詳しいアシスタント(24歳・女性)に同行してもらいました。

ファンタジー好きならアカシウス寄宿舎学園の世界観はぐっと来るはず!

見どころは妥協することなく創り上げられた世界観!

アカシウス寄宿舎学園――池袋駅から徒歩10分ほどの路地裏に静かに佇むメイドカフェですが、普通のメイドカフェとは少し違ってカフェ全体がRPGファンタジー的な世界観をもとに作られています。

公式サイトの設定をご覧いただくと詳しく載っていますが、少しだけ引用してご紹介しましょう。

世界を二分する大陸の一つ、カリメール大陸の北西に位置するアカシウス皇国は女皇が治める皇国であるが、皇帝の後継者は第一皇子のお妃が就くという慣習があった。 「優秀な皇子の結婚相手、つまりは次代の優秀な皇帝を育てる必要がある…」 アカシウス寄宿舎学園は、初代皇帝によるそのような想いから建校された、民衆憧れの皇女・マイスター養成のための寄宿舎学校である。

ものすごく簡単な説明になりましたが、公式サイトをご覧いただくとこの100倍ぐらいの設定が載っています。一見するとカフェには直接関係しないような設定も多いのですが、実はメニューなどでそれらが生きてくることも多いとのこと。このあたりについてはまた後ほどご紹介したいと思います。

さて、扉を開けるとまずびっくりするのが、白を基調にした内装の美しさ!

確かにRPGにある魔法の学校のカフェテリアってこんな感じかも……と、思わず妄想が膨らんでしまいます。僕も自分の部屋をこういう感じにしたかったんですよね……思うだけでぜんぜん実践できていませんけど。

内装に惚れ惚れしていると、メイドさん……もといアカシウス寄宿舎学園の生徒さんが出迎えてくれました。

いつもは帽子を身に着けているというミアさん。今度は帽子姿を見に行きます!

公式サイトで見た通りの制服だ!
これがまた内装と雰囲気がぴったり合っていて、思わずガン見してしまいました。ほんとすみません。 このへんで「ちょっと落ち着けよ、オレ」と心の声がささやいてきましたが、聞こえなかったことにしました。

……続いて案内されるままに薄暗い小部屋へ入り、メンバーカードを作成します。

これはランクカードといって、職業と名前を自分で設定し、その後カードにたまったポイント数に応じて職業がレベルアップしていくというRPGカフェならではのシステム。

初回入店時は全員が「旅人」からスタートし、「近隣の学生」や「お忍びの王子・王女」といった職業から好きなものを選択することになります。その後は、500円につき1ポイントが加算され、規定のポイントがたまれば上級職にクラスチェンジしていくとのこと。

同じランクでも複数の職業が用意されているためどの道に進むかけっこう迷います

どうしようかなーと悩んだ結果、僕は「近隣の学生」を選択。ほら、庶民からスタートして最終的に良家のお嬢様を射止めるというのが、誰もが夢見るデキる男のラブ&サクセス【(C)島耕作】じゃないですか……!

「お名前はどうされますか?」「じゃあ、マルコでお願いします」「マルコ?」「……いえ、深くは気にしないでください……」というやりとりがありました

と、鼻の下を伸ばしながら妄想に浸っている僕を冷たい目で見ていたアシスタント(24歳・女性)は、熟慮の末に「お忍びの王女」を選択。この身の程をわきまえないアシスタント君の選択には僕も怒り心頭ですよ!

「おまえ、王女って柄じゃないだろ」
「何とでも言うがいいわ……私は隣国の王女……いずれライバルになるかもしれない国の皇帝候補たちの力を確かめるために潜入してきたのよ」

なんだかんだでアシスタント君もすっかりその気です。

本格的なメニューとユニークな名前に注目!

職業と名前も無事決まったところで席に案内していただき、さっそくドリンクとフードを注文。アカシウス寄宿舎学園では、1時間滞在につき男性1,800円、女性1,200円でソフトドリンクが飲み放題。アルコールとフードは別料金というシステムです。また、通常のメニューに加え、期間限定のスイーツなども充実しています。

手書きのボードがまた良い味!(下の方に謎の生物が……)

このメニューがよくできていて、たとえばカルピスはカールピース、メロンソーダはメローネソーダといった具合に、アカシウス寄宿舎学園の世界観でうまく変換されており、それぞれに細かい設定があります(これを全部書くと紙面が足りないのでお店でご覧ください)。

このそれっぽいラベルのお酒は左からブラックウィッチとホブゴブリン(実際にこういう名前のビールです)。お店の世界観に合うものだけを探してきたという徹底ぶり!

とりあえず僕は「ピンクスプラッシュ」と、ちょうどお腹が空いていたので「竜騎士見習いの満腹ボウル」を注文してみました。

仕事中なのでアルコールは自重しました。本当はホブゴブリンが飲みたくてたまらなかったです

竜騎士見習いの満腹ボウルは正直名前がちょっとかっこいいなと思って注文しただけなので、どんなものがくるのかさっぱりわかりませんでしたが、肉と卵と野菜を使ったライスボウルでボリュームもけっこうありました。気分はまさにカイン=ハイウインド。これなら男性でもお腹一杯になるんじゃないでしょうか。

ちなみに竜騎士見習いの満腹ボウルは土日祝日のみのメニューなので、ご注意を。平日なら「貿易都市トレダーシュの彩りパスタ」という、これまた想像をかき立てられる名前のパスタがありますので、今度はそっちを食べてみようと思います(他にも曜日限定メニューなど色々あるみたいです)。

これぞRPGの醍醐味! クエストに参加してポイントをゲットしよう!

仕事で来たことも忘れてアシスタントと二人、ソフトドリンクをがぶがぶ飲みながらご飯をバクバクと平らげていると、生徒さんがボードを持ってきてくれました。

ご飯を頬張りながらボードの紙を見ると、図形を利用したシンプルなクイズが書かれています。

羽ペンなどの小道具類にも手抜かりはなし!

「……これは何でしょう?」
「これはクエストといって、挑戦していただいて見事正解できればポイントを差し上げているんですよ」

アカシウス寄宿舎学園ではRPGというテーマを生かしてお客様参加型企画を色々と行っており、これもその一環とのこと。

今回用意していただいたクエストは初級ということなので、それほど難しくないはず。ゲームで例えるならちょっとそこらへんでスライム狩ってきてくれ、ぐらいのもんでしょう。よし、ここはさくっとクリアしてミアさんに知的なところをアピールするかな!

――そして20分後。

見事に白紙。スライムに勝てません!

解けないっ……!

なんで……!? 簡単そうなのに……ていうか「初級」なのにっ……!

沸騰する脳みそを沈めながら隣を見ると、そこには早くも解き終わって優雅にお茶を飲んでいるアシスタントの姿が!【(C)世界まる見え】

これは何かの間違いに違いない……そう思って恐る恐るアシスタントに尋ねてみると、

「あの、これってひょっとして東大レベルの難問だったりするのかな……?」
「いえ、中学生レベルの問題です」

もうやめて! 上司のライフはゼロよ!

なりきるもよし、普通にカフェとして利用するもよし、RPGカフェを自由に楽しもう!

……さっきのクエストは恥も外聞もなくヒントをもらいまくって何とか正解しました。この他にも様々なクエストやイベントが予定されているということなので要チェックですね。

という感じに、色々な要素てんこもりで楽しく過ごせたアカシウス寄宿舎学園。 最後に、スタッフのアスティさんにお話を伺いました。

――今日はとても楽しかったです。まずはアスティさんがアカシウス寄宿舎学園で働いてみたいと思ったきっかけを教えていただけますか

「私は趣味がコスプレで、衣装や世界観が気に入ったのがアカシウス寄宿舎学園にきたきっかけです。9月頃から働いていますが、本当に学校にきているみたいですごく楽しいです」

――メイドカフェというと男性のお客様が多いイメージがありますが……

「女性もたくさんいらっしゃいますよ。世界観が女性のお客様にも合うのかなと思います。キャストも女の子が大好きなので、お越しいただけると嬉しいです」

――お客様へのメッセージをお願いします

「アカシウス寄宿舎学園はロールプレイングカフェなので、キャストに気軽に話しかけていただいて、この世界を楽しんでほしいですね」

――ありがとうございました。……あと個人的な質問なのですが、クラスチェンジしていって最終的にオススメの職業はありますか?

「そうですね……最上級職でしたら、大賢者様とキャストのお兄様・お姉様、それに学園で飼われているペットの3種類の職業が選べますけど……」

――わかりました、じゃあ僕、ペットになりますっ!

「ぜひ(笑)」

……ということで、あまりにも唐突なペット宣言でインタビューを締めくくってしまいましたが、今回のレポートはいかがだったでしょうか。

細かく設定された世界観と、それを壊さないよう綿密に作られたメニューや店内、そしてクエストやクラスチェンジといった何度も通いたくなる要素。ファンタジー系RPGが好きな人ならぜひ一度は訪れてみることをオススメします。

テーブル席とカウンター席があります(僕のオススメはカウンターかな!)

そうそう、ペットになると愛称で呼んでもらえるらしいから、みんなも今のうちから考えとこうぜ!

山田井ユウキ

レビューサイト「カフェオレ・ライター」主宰。サイトでのP.N.は「マルコ」。映画はもちろんマンガ、ゲーム、さらにはBL作品に至るまで幅広くレビュー記事を執筆、その独特な視点とテンポのよい文章で人気を博し、連日30.000以上のPVを誇る。現在、小誌にてコラム「珍DVD、愛を込めてブッタ斬り」を連載中

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