インテリアライフスタイル展に出展している国内の家電メーカーはほとんどない。そのような中、象印マホービンは、デザインだけのデザイン家電ではなく、機能面でも一流のデザイン家電を目指しているとのことで、こういった展示会にも積極的に参加している。
カラフルな電動ポットやZUTTOシリーズなど、デザイン面でも力を入れる象印マホービン
昨年の同社ブースでは、空気清浄器がメインの展示となっていたが、今年は主力であるキッチン家電を展示している。
参考出品されている、コンパクトな電気ポットが、7色のカラフルなデザインで目を引いている。また、既発売製品である「RIZO」や、「ZUTTO」シリーズも展示。RIZOは、3合炊きの小型炊飯器で、そのポップなデザインも特徴的だが、なんといっても、リゾットを炊くことができるのがポイント。ホワイト / イエローのほかに未発表のシルバーモデルが展示されている。ZUTTOシリーズは、シルバーの直線的なデザインのキッチン家電シリーズ。現在、炊飯器 / コーヒーメーカー / ポップアプトースター / 電気ポットがラインナップされている。
実用性だけでなく見た目も美しいポット型浄水器 - ブリタ
ポット型浄水器のトップメーカーブリタのブースでは、新しい「マクストラ」カートリッジを採用した「エレマリス」などのモデルが展示されている。従来のクラシックカートリッジは活性炭、イオン交換樹脂フィルターだったが、マクストラカートリッジでは、形状を根本から変えることでろ材と水の接触時間を増やしており、よりろ過能力に磨きをかけ、除去能力も向上している。イオン交換膜は、飲料水の硬度の調節を行うために搭載されているとのことだが、硬水が多いヨーロッパ向けのカートリッジと比べて、国内向けのカートリッジでは、イオン交換膜の働きを少し抑え、その分活性炭を強めに、といったチューニングが行われているとのことだ。また、従来のカートリッジよりも、コンパクトで、取り扱いも簡単になっている。
また、新モデル「エディション」も展示。エディションは、ポット部分に、従来の樹脂ではなく、ガラスを採用したモデル。既存モデルよりも高級感がある上、傷が付きにくく、ポットを清潔に保ちやすい。また、リプトンと共同で開発されたTeaレシピの紹介なども行っている。
純国産、ブナ材を使用した照明器具をラインナップ - ブナコ漆器製造
ブナコは、青森県弘前市にある木工メーカー。漆器や木工小物などを生産している。ブナコブランドの製品は、厚さ約1mm、幅約1cmのテープ状に加工したブナ材を巻いていくことでさまざまな形状を作り出すというもの。普通に木を削って作るよりも木材資源の有効活用が可能な上、デザインの自由性も高い製法だ。
今回、同社のブースに展示されているのは、スツールなどのインテリアと照明器具。シーリングランプのグリル部分などに木材を使用した照明器具は存在するが、このように全面的に木材というものは珍しい。
ペンダントは、ダイニング用の大型のものから、エントランスなどに使用したら効果的だと思える小型のものまでさまざまなバリエーションがある。もともとの素材が薄いため、木であっても、重さを感じさせない。さらに、シェードによっては、若干の光を透過させるものもあり、今までに無い風合いとなっている。
また、前面に光を通さないブラケットや、フロアスタンド / デスクスタンドなども展示されている。