【レポート】

USJ初のコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」に乗ってきた

 

3月、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに登場した新アトラクション「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」。パーク初となるこのジェットコースターはオープン早々大人気を博し、4月14日には搭乗50万人を達成。その人気の秘密に迫るべく、誌上レポートをお届けする。

「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」は世界で最も注目されるジェットコースター製造会社のひとつで、スイスに本社を置くボリガー&マビラード社が設計。空を飛ぶような爽快さと驚くほど静かな走行が魅力の新感覚ジェットコースターだ。しかし、ただ"新感覚のジェットコースター"と言われても、具体的にどんな感じなのかわからない。そこでさっそく乗ってみた。

新名物 ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドへ挑戦!!

まず、ビーグル(車両)のボディは光沢のあるパールペイントが施されたかわいらしいデザイン。1車両あたり350個のLEDが取り付けられ、夜になるとキラキラと光る。シートは人間工学に基づいて特別に設計された一人掛けのバケットシート型を採用。これにより、乗車中は足が床から離れた状態になる。バケットシートに体をすっぽり包まれ、心地良い。体は腰や膝、大腿部を押さえつけるラップバータイプではなくセイフティ・リストレイン(安全拘束装置)で固定される。このタイプも日本初だ。上半身を固定されないので、独特の浮遊感を味わうことができる。

4人がけのビーグル(車両)に乗り込むだけでハイテンションに!

いよいよ発進。ここで乗客ひとりひとりの耳元から音楽が流れ出す。この装備はパークの運営会社ユー・エス・ジェイによると、ジェットコースターでは世界初の試みとのこと。選曲可能なオーディオシステムが搭載されており、「ドリームトラック」と名づけられた全5曲の中から好きな曲を選べる。ドリームトラックにはEMINEMの「Lose yourself」、Beatlesの「Get back」、DREAMS COME TRUEの「大阪LOVER」、コブクロの「君という名の翼」、BON JOVIの「Homebound Train」が収録されており、選んだ曲に包まれて3分間の旅が始まる。

セイフティ・リストレインに身を任せれば、フワフワと浮遊感が楽しめるぞ!

パークのためにDREAMS COME TRUEが書き下ろしたという「大阪LOVER」を選び、GO! 前半の歌詞に「USJ」という言葉が出てくるというので、これはゼヒ聴いておきたい、と思ったが……ジワジワと角度40度のチューブリフトを上り、高さ44メートルの最高地点に達した時点で頭は真っ白、テンションも最高潮。とてもBGMに聴き入る余裕などなかった。無念。

チューブリフトをのぼりきり、高さ44メートル地点からイッキに加速

眼下にはハリウッド大通りが見える

最初のドロップの後、エントランスの上をバウンドしたり、大きくUの字に旋回したりする。この最初のグラインドで体が慣れたせいか、らくだの背中のこぶのようなキャメルバックを走るころにはセイフティ・リストレインに体を預け、フワフワと空を飛ぶような気分を楽しめた。ちなみに、この重力から解放されて空を舞うような感覚は「マイナスG」と呼ばれているそうだ。後半は2重螺旋ターンのダブルヘリックスで一気に下から上へ駆け上がる。

エントランスのキャノピー(天蓋)を波打つように走る

二重螺旋ターンのダブルへリックス

最高速度89km/h、全長1267メートル、加重力3.57G の旅はスペック的に見て図抜けて激しいものではない。"絶叫"というよりも、従来のコースターにはない独特な浮遊感と爽快感。BGMを変えれば雰囲気も変わり、昼と夜では見える景色も違う。何回乗ってもそのたびに味わいの異なる不思議な体験ができる、大人も楽しめるアトラクションだった。

夜は街のネオンを見ながらのライディング

美しいLED。パーク全体がきらめき、宝石を散りばめたよう

(写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)

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