「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
とある設定を有効にしないと……意図しない問題が発生する。Windowsでは比較的ポピュラーな現象だが、今回は「ウィンドウの下に影を表示する」無効にするとウィンドウの区別がつきにくくなる問題を解消したい。
「タイトルバーとウィンドウの境界線」にアクセントカラーを使う
今回はマイナビニュース・デジタル編集部林編集長から聞いた問題である。「ウィンドウの下に影を表示する」をオンにしないと、アクティブウィンドウの境界が「白色」となるため、非アクティブウィンドウに重なってると見にくくなってしまうという。どれどれ、と試してみると確かに同じ状況になった。
林編集長いわく、バージョン1809(Windows 10 October 2018 Update)から発生した現象らしいが、正直に述べると筆者は相談を受けるまで気づかなかった。それもそのはず、普段から「タイトルバーとウィンドウの境界線」にアクセントカラーを使っていたからだ。
「タイトルバーとウィンドウの境界線」設定項目は、デスクトップアプリに限って、アクティブウィンドウのタイトルバーにアクセントカラーを付与するもの。ちなみにUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリは、Fluentデザインの関係から影響を受けない。
本来ならWindows 10上で動作するアプリすべてが、UWP環境へ移行すれば済む話だが、肝心のエクスプローラー自体がデスクトップアプリのため、まだ先は長い。各所に食い違いが見られるWindows 10だが、ちょっとした工夫で問題は解消できる。
阿久津良和(Cactus)