日曜日の夕方、久留米・博多方面へ走り去っていった「ななつ星 in 九州」

本誌既報の通り、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の試験運転が実施された。今回紹介する写真は、久大本線でとらえた同列車の後追い。かつての20系客車を思い起こさせる独特な形状の屋根と、展望用の大きな窓が印象的だった。

ちなみに、「ななつ星 in 九州」の客車7両の車両番号は、1号車から「マイ77-7001」「マシフ77-7002」「マイネ77-7003」「マイネ77-7004」「マイネ77-7005」「マイネ77-7006」「マイネフ77-7007」だそう。鉄道ファンの間では、「ス」ではなく「マ」、そして「イ」の復活なども話題となっている。

列車情報

JR九州 クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」

基本情報

2013年10月15日から運行開始予定の「日本初のクルーズトレイン」。ディーゼル機関車が牽引する客車7両編成で、JR九州の車両デザインを多く手がけた水戸岡鋭治氏が同列車のデザインを担当した。客車の外観は展望用の大きな窓が特徴に。機関車は「DF200-7000」で、側面に「ななつ星 in 九州」のロゴも施されている。

1号車はラウンジカーで、バーカウンターを備え、ピアノの生演奏も。2号車はダイニングカーで、四季折々の九州の美食を楽しめるという。客室は「DXスイート」2室(7号車)、「スイート」12室(3~6号車、各車両3室ずつ)の計14室で、定員は28名。デビュー後は火曜日出発の「3泊4日コース」、土曜日出発の「1泊2日コース」を週1回ずつ運行するとのこと。