「豚こまと油揚げの竜田揚げ」。どうして油揚げを使うのだろうと疑問に思う人もいるかもしれない。実は油揚げ、かさ増しに大活躍するのだ。しかもそれだけではない。油揚げを加えることで、鶏皮のようにサクサクッとしたおいしさアップの竜田揚げに仕上げることができる。まさに夢のような食材、油揚げ! 今回はさらに、包丁なしでの調理が可能なカレー風味の天津飯ものも紹介する。

著者プロフィール

マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。

「豚コマと油揚げの竜田揚げ」材料代(2人分)192円

豚コマ切れ肉に油揚げを混ぜ込んだアイデアレシピの竜田揚げ。油揚げはかさ増しアイテムとして活躍するだけではなく、鶏皮のようにサクサクとした食感も与えてくれ、一石二鳥なのだ。

材料(2人分)
豚コマ切れ肉 150g / 油揚げ 3枚 / 片栗粉 大さじ1.5 / 揚げ油 適量 / レタス 少量
A(おろし生姜 1片 / 酒、醤油 各大さじ1 / 塩、こしょう 各少量)

つくり方

  1. ボウルに豚こま、手でちぎった油揚げ、Aの調味料を加え、よく混ぜ合わせる。

  2. 1に片栗粉を振り入れ、さらに混ぜる。

  3. 豚コマと油揚げをくっつけるようにしてまとめ、180℃の油で揚げる。

  4. 皿にレタスを敷き、3を盛り付ける。

豚肉に油揚げを加えて簡単かさ増し!

「見た目は豚肉だけの竜田揚げのようで、油揚げに気づかないくらい。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもオススメです。大根おろしとポン酢でさっぱりと食べるもよし、ネギソースをかけ中華風にいただくもよしと色々とアレンジできます」(マイティさん)。

「華麗(カレー)なる天津飯」材料代(2人分)124円

カレールーを使ったボリューム満点のごはんもの。材料費は1人分62円ととても安上がり。しかも包丁を使わない簡単レシピなので、男性もぜひぜひお試しを!

材料(2人分)
A(水 1カップ / めんつゆ 大さじ1 / カレールー 1個)
片栗粉 小さじ1 / 卵 2個 / カニカマ 4本 / 冷凍のグリーンピース 大さじ2 / ごはん 茶碗2膳分 / 塩 少々 / サラダ油 大さじ1

つくり方

  1. 鍋にAを入れて火にかける。カレールーが溶けたら、倍量の水で溶いた水溶き片栗粉を少しずつ加えてとろみを付ける。沸騰してつやっぽくなったら火を止める。

  2. ボウルに卵を入れて割りほぐし、手で裂いたカニカマと解凍したグリーンピース、塩を加え、よく混ぜ合わせる。

  3. フライパンにサラダ油の半量を入れて火にかけ、2の半量を流し入れる。フライパン全体に卵液が行き渡るようにし、片面に火が通ってかたまったら火を止める。1枚焼けたら、残りのサラダ油と卵液で、同様にもう1枚焼く。

  4. 深皿の中央にごはんを盛って3をかぶせ、1のあんをかける。

カニカマは手で裂くだけでOKなので、包丁いらず!

「市販のカレールーとめんつゆでつくるあんは、和風だしの風味がきいていて、簡単なのにおいしくてオススメです。カレールーは中辛や辛口など自分好みのものを選んでください」(マイティさん)。


注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。