こんにちは。一日3時間をニコニコ動画に費やすダメ社会人、山田井ユウキです。

今日もさっそく最近流行の動画や埋もれている良動画を独断と偏見で皆さんに紹介していこうと思います。選ぶ基準はただ一つ、僕の趣味です!

今回の記事のテーマは、ずばり「ニコニコ国際交流」。YouTubeから転載された海外発の動画や、外国の方が自らニコニコ動画に投稿した動画などをご紹介していきたいと思います。

日本人との感性の違いに驚いたり、逆に日本人以上にニコニコ動画のカルチャーに精通していたり……何か思わぬ発見があって面白いかもしれませんよ。


YouTubeからの転載。日本と日本の楽曲が大好きだというミュージシャン「ネル」は、数多くのJ-POPの弾き語り動画を投稿しており、この作品もそのうちの一つです。想像以上に上手な日本語にも驚かされますが、やはり注目すべきはその綺麗な歌声! これはぜひ聴いてほしい。


こちらもYouTubeからの転載。ニコニコ動画でもお馴染みのアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングで流れるダンスを、ブラジル日系3世の女の子が元気よく踊るほのぼの動画。本当に楽しそうに踊っていて、見ている方も幸せな気持ちになれますね。地球の裏側でも日本のアニメが愛されているというのは嬉しい限りです。

続いては正真正銘の"ニコ中"な外国人が自らニコニコ動画に投稿したこちらの動画。


えーっと……こちらの動画は少し説明が必要かもしれません。ニコニコ動画では少し前から元プロテニスプレーヤーの「松岡修造」がなぜか大人気で、彼が過去にTV等で発言した名言をもとに様々な動画が制作・投稿され続けているのです。

そしてこの動画は、そんな松岡修造の名言集を外国人が流暢な日本語を操りながら再現するという、誰が得するのかよくわからない作品。いったい何が彼らをそこまで駆り立てるのか……でもこういう形の国際交流も、悪くありませんよね。


以前にも紹介したイスラエルの歌い手「SquaDus」も参加している、「イスラエル・ニコニコ・プロジェクト」は、ニコニコ動画が大好きなイスラエル人が集まってスタートした活動で、この動画はその記念すべき初の試みとなります。本動画の投稿は2007年とかなり古く、現在でも定期的に新作が投稿され続けているようです。

男女 Danjo Dance
※「ニコニコ動画」へ直接アクセスしてご覧ください。

ニコニコ国際交流なら、やはりこの動画を外すことはできないでしょう。元々はYouTubeにニコニコ動画でも大人気の楽曲「男女」を踊った動画を投稿していた「ベッキー」。そのダンス動画がニコニコに転載されたことで一躍注目を集め、メディアにも取り上げられるなど2009年のネットを大いに盛り上げました。

なお、ニコニコ動画で人気になっているということを知ったベッキー本人が、自らニコニコユーザーへ向けたコメントを動画にして投稿しています。


今後の彼女の活躍にも期待したいところですね!

続いてはちょっと上級者向けの動画です。


ニコニコ動画で生まれたドナルドMAD動画「M.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M」がYouTubeに転載され、それを見たアメリカの少女があろうことか動画を再現するという勇気ある行為に挑戦した動画。再現度の高さはもちろん、表情の豊かさにもぜひ注目してください。

さらに、ドナルド動画にハマってしまった外国人は彼女以外にも数多くいるらしく、


こんな動画もYouTubeから転載されています。こちらは少年ですが、やはり恐ろしいほどの再現度。……というか元ネタを知らない人が見たら、どちらの動画もかなり怖いですよね……。

※参考動画。

続いてはさらにハイレベルな上級者向け動画となっていますので、付いてこられなくてもあまり気にしないでください。


これだけ見るとさっぱり意味がわからないと思いますが、元ネタは「無職童貞ニジウラセブン」という「ふたば☆ちゃんねる」で制作されたフラッシュ動画。それがニコニコ動画やYouTubeを経て外国人の目に止まり、この動画が作られることになったようです。こういうセンスの動画は日本特有のものかと思っていましたが、そうでもないのですね。

※参考動画

だいぶ上級者向けの動画が続いてしまったので、最後は「ニコニコ国際交流」タグを代表するこちらの動画で締めたいと思います。


先ほども登場した「組曲『ニコニコ動画』」を、台湾人が集まって大合唱した動画。日本のニコニコユーザーへ向けて制作・投稿されており、日本とニコニコへの愛に溢れた作品となっています。投稿時期からしても、おそらくは「ニコニコ国際交流」というタグを定着させるに至った最大の功労者でしょう。


そしてその台湾版組曲に感動したニコニコユーザーが返礼として制作した組曲がこちら。今後もこうした動画でのやりとりを通して国際交流がよりいっそう進むよう願いたいですね。

勝手エヴァンジェリスト・山田井ユウキ

1980年生まれ。レビューサイト「カフェオレ・ライター」で、映画、漫画、ゲームなどを独自視点からレビューする他、「builder by ZDNet Japan」「ハリウッドチャンネル」など各種媒体で記事を連載中。どんなに忙しくても一日数時間ニコニコ動画に費やすという、社会人としてあるまじき生活を謳歌中。好きな動画ジャンルはゲーム実況、ボカロ、他エンタメ系全般。

(タイトルイラスト:3P3P) ※本コラムで紹介している動画は、作者やサイトなどの都合により削除されることもあります。あらかじめご了承ください。