古からのさまざまな思いが込められ、語り継がれてきた言葉。日本にもそういった美しい言葉が多くあり、日本語は世界に誇る美しい言語という人もいるほどです。では、外国の方はそんな日本語をどのように感じているのでしょうか。そこで、外国の方に「美しいと感じた日本語」について聞いてみました。

■黄昏
「母と一緒に旅をしていた時にとてもきれいな夕焼けを見て『これが黄昏だよ』と言われ、言葉と実際の風景がマッチしきれいだなと思いました」(ブラジル/女性/50代前半)

現在は夕暮れを意味する言葉ですが、昔は「誰(た)そ彼(かれ)」という、人の区別がつきにくい暗い時であるという意味から使われた言葉だそうです。

■一生懸命
「友人に『頑張れ』と言ったら、『一生懸命頑張ります』と言われたので、『頑張れ』よりももっと美しい言葉があるのかと思いました」(シリア/男性/30代前半)

命がけで物事に取り組む感じが伝わる、力強い言葉ですよね。

■様
「丁寧で美しいです。ナニというサッカー選手がいますが、日本に来たら「ナニ様」と呼ばれたのが面白かった」(イギリス/男性/40代前半)

敬語って丁寧で美しい日本語という印象が強く残りますよね。相手を敬う気持ちが、きちんとして美しい印象を与えるんでしょうね。

■椿
「名前もきれいだし花もきれいだから」(スペイン/男性/30代前半)

光沢を意味する古語「つば」の木で、つばきというそうです。春といってもまだ寒い時期に咲く椿。花を咲かせる様子は、とても美しいですよね。

■お世話になっております
「あいさつとしてとても使いやすい表現です。またペルシャ語では同じような表現があるからこの表現を使うときイランと日本の文化が近いと感じます」(イラン/女性/20代後半)

日本のビジネス会話に欠かせない一言。「ありがとう」だけでなく、日本には感謝を意味する言葉がいろいろあることに気づかされます。

■一期一会
「初めてこの言葉を知ったのはアニメを見たときです。茶道専門用語で、意味を調べたら、すごく好きになった」(中国/女性/20代後半)

日本人でも、この言葉が茶道の言葉だと知らない人がいるのではないでしょうか。語源や意味から、言葉の魅力を知るのもいいですね。

■三日月
「絢香さんの『三日月』を聞いて、新月から数えて3日目に出てくるお月様はとてもすてきだと思いました」(中国/女性/30代後半)

日本にもすてきな歌が多いので、そこから日本語を知り、その言葉の意味を知るのもいいですね。

■絆
「日本語学校の、書道のクラスのときにその言葉を選んで書いてみた。なぜなら、この言葉は美しい言葉だけではなく、意味としてもとても良いから」(ラオス/女性/20代後半)

絆はいい言葉ですよね。2011年の今年を表す漢字にも選ばれたこの言葉は、今の日本にとってとても大切な言葉ですよね。

多くの人が響きだけではなく、意味を理解してその言葉を美しいと感じているようです。こうやって見てみると、日本には美しい言葉が多くあるんですね。あらためて日本語の素晴らしさを発見することができました。みなさんが、美しいと感じる日本語は何ですか。

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