モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。

つらい思い出は処分してしまおう

物に当たるなと言われてしまいそうですが、少しでも嫌な思い出がよぎる物を持っていると気がめいってしまいます。それだけでも大きなデメリットではないでしょうか。離婚直後はただでさえ最低限の荷物で始めた新生活でしたが「前の旦那の思い出があるような物は使いたくない!!」と、断捨離に目覚める前から、なるべく荷物を入れ替えたり、処分したりということをしていました。

おかげで、断捨離を始めたときもあまり抵抗なく取り組むことができたし、ミニマリストを知ったときも物が少ないことの快適さを身を持って実感していたので、違和感なく受け入れることができました。片付けが苦手だった自分が整理整頓の行き届いた心地よい部屋に住めるようになるなんて…今でもまだ信じられないくらいです。とても快適な暮らしが送れるようになったので、大変でしたが本当に良かったと思っています。

大切な思い出のキーリング

断捨離のために持ち物を1つ1つ「必要かどうか」を見極めていっている最中に、見極めようとすらと思わず、無意識に使い続けると思っていた物が幾つかありました。その1つが漫画にも描きましたキーリングです。

私が離婚後に新たな生活を始めた場所は実家から少し距離があります。そんなにひょいと気軽に来られる距離ではない上に、仕事で忙しい姉がすぐに合間を見つけて遊びに来てくれました。知り合いもいない土地での新生活…そんな不安な時期に来てくれただけでもとてもうれしかったのですが、一緒にキーリングを選んでくれた姉の心遣いがとても有り難かったのを今でも思い出します。このキーリングはずっと大事にしていこうと決めています。

自分をウキウキさせてくれるものを残そう

断捨離で「必要」「必要でない」という見極めは最初は難しいかもしれませんが、もっと単純に「これにはいい思い出がある!」といった物を手元に残すようにすると選びやすいです。お店で一目ぼれした、旅行先で目にとまった、これを持っていたら「素敵だね」と褒められた…。そういった思い出のある物を残していきましょう。そんな思い出のある物は使うたびに、あなたをウキウキさせてくれます。ふだん使っているものが、そういった物ばかりなら、とても素敵ですね。

私もそんな思い出したらウキウキするようなハッピーストーリーの詰まった物だけに囲まれて生活するのが目標です。断捨離を始めたいけれど、捨てるもの、残すものの判断が難しいな~と思っている人の参考になれば幸いです。


おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
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