粗品 お笑いのネタはすぐに発表できるけど「こんなに待ち遠しいのは初めて」1stアルバム『星彩と大義のアリア』リリース
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。4月16日(火)の放送は、粗品さんがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、4月17日(水)リリースのファースト・アルバム『星彩と大義のアリア』の感想を伝え、楽曲について聞きました。



こもり校長:ファースト・アルバムのリリースおめでとうございます!

粗品:ありがとうございます! イェイ!

こもり校長:(アルバムにも収録されている)昨年配信リリースされた楽曲「宙ぶらりん」の流れをくむような、バンドサウンドなアルバムになっています。僕と教頭は一足先に聴かせていただいたんですけど……。

粗品:ありがとうございます!

こもり校長:世の中に対する思い、不条理さ、ヘイト、言葉の強みみたいなものは、もちろんあるんですけど、僕はどの曲を聴いても……しっかり肯定してくれているのに、世界観に入ったら曲の中に出てくる主人公が大丈夫じゃなくない!? みたいな。人生に行き詰まっていたり、身動きがとれない状況だったりするんですよね。でも、粗品先生の声や訴える熱量で、「全然大丈夫じゃないけどどうにかなりそうな気がする」みたいな。根拠のない熱みたいなものを与えてくれるアルバムだな、と思いました。世の中にはヘイトが多いし、文句も言いたくなる……そういうことを代弁してくれていると思いました。

粗品:うわ~! 本当にそうです!

こもり校長:僕の感想も肯定してくれる!

粗品:嬉しいです。最高の感想をありがとうございます!



COCO教頭:私も聴かせていただきました。このアルバムに目的があるとしたら、「救いに来てくれた」です。

粗品:COCO……!

COCO教頭:たとえば、(2曲目の)「サルバドルサーガ」では『(毎日生きていて)偉い』『世界が変われよ』と歌っていて、“そっちが変われよ”、“お前は大丈夫やで”という肯定の仕方、救い方をしてくれているんです。(6曲目の)「はるばらぱれ」では、愛する人との別れについて「こんなにわかってくれる人がいるんだ」という救い方。普段から「自分にできることがあるんちゃうかな」と、ファンの方とDMで接していると思うんですけど、そういうことが全部詰まった素敵なアルバムだなと思いました。私も救われた1人です!

粗品:マジ!? また吉本の本社行こな!

COCO教頭:はい! 一緒に行ったことないですけど!

こもり校長:(笑)。

粗品:こんなに聴いてもらえて嬉しいです!



こもり校長:作詞作曲は粗品先生がされていますけど、今回は直球なものが多いですよね?

粗品:そうですね。ド直球ですね。

こもり校長:そこは、何か思うことがあったんですか?

粗品:めちゃくちゃありました。今こそシンプル! 最近の音楽は、複雑、おしゃれ……それもいいんですが、音数少なくシンプルでいこうよ、みたいな。簡単な音楽がやりたかったんです。

こもり校長:でも、シンプルって難しいですよね!?

粗品:そうですね。だから、「めっちゃ売れる!」とかはあんまり思っていなくて。時代的にも……こういう音楽がね。でも、「こっちをやりたい!」と思ったかな。学生にコピーしてほしいとか、そういうのもありました。

こもり校長:なるほど!

粗品:だから、ドラムのフレーズとかベースラインとかも、あまり難しくならないように……ベーシスト、ドラマーからは、おもしろいオカズ(合いの手のように入れるフレーズ)ももらうんですけど、「もうちょっと簡単に」というのは軸としてありました。



こもり校長:もう少しでファースト・アルバム発売ですが、前夜ってどんな気持ちですか?

粗品:こんなに待ち遠しいのは、初めてかもしれないです。お笑いって、考えたネタは割とすぐに発表できるんですよ。でも、去年から作っていたものが……あのときは、「4月17日ってめっちゃ先やな」と感じていましたけど。(17日まで)あと30分ですからね、かなり興奮しております。

★4/15mon-4/19fri★SCHOOL OF LOCK! SPECIAL WEEK★

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/