この書類の内容は何だったかな、どんな感じかちょっと確認したいんだけど……というようなことはよくあります。もちろんアイコンをダブルクリックすればアプリが起動してファイルが開きますが、もっと手早く確認する方法があります。それがクイックルックです。

スペースバーを押すだけで表示できる

操作は簡単で、ファイルのアイコンをクリックして選択し、キーボードのスペースバーを押すだけです。レイアウトなどは簡略化されて表示されますが、内容を確認するには十分であることが多いでしょう。

  • ファイルのアイコンをクリックして選択し、スペースバーを押します。この例は「Pages」のファイルです

  • クイックルックが開き、内容が表示されます。もう一度スペースバーを押すと、クイックルックが閉じます

  • ファイルの種類によっては、クイックルックで一部をドラッグして選択し、コピーして他の書類にペーストしたりすることができます

  • 表計算アプリ「Excel」のファイルのクイックルックです。このブック内に複数のシートがある場合、クリックしてほかのシートも確認できます

多くのファイルでクイックルックを利用できますが、ファイルの作成元のアプリなどによっては内容が表示されないこともあります。 フォルダやアプリの場合は、クイックルックで容量などを確認できます。

  • フォルダのクイックルックです。中身の容量と項目数の合計、最終変更日が表示されます

  • アプリのクイックルックです。バージョンや容量などが表示されます

見るだけでなく、アプリで開いたり書き込みをしたりする機能などもある

クイックルックには、内容を手早く確認するだけでなく、ほかにも便利な機能があります。PDFファイルのクイックルックで紹介します。

  • PDFファイルのクイックルックです。複数のページがあるPDFは、右側のサムネール(縮小表示)をクリックすると別のページが表示されます

  • 右上のボタンをクリックすると、クイックルックからすぐにアプリで開けます

  • 右上のボタンを副ボタンでクリック(右クリック)し、初期設定以外のアプリで開くこともできます

  • ファイルの種類によっては、クイックルックのウインドウで書き込みができます。上部のペンのアイコンをクリックします

  • 上部にツールが表示されるので、クリックして選択し書き込みます。書き込み後に右上の「完了」をクリックすると、書き込んだ内容が保存されます

PDFファイルなどを「プレビュー」アプリで開いて同様に書き込むこともできますが、クイックルックでぱっと見て気づいたことなどをすぐに書き込めるのは便利です。

ほかにもこんな使い方が

音声や動画のファイルは、クイックルックで再生できます。 以下の図の音声ファイルは、iPhoneの「ボイスメモ」アプリで録音し、AirDropでMacに送ったものです。

  • 音声ファイルのクイックルックです。再生/一時停止のほか、早送りや早戻しもできます。右下の「>>」をクリックすると再生速度を変更できます

以下の図の動画ファイルは、iPhoneで撮影し、AirDropでMacに送ったものです。

  • 再生/一時停止、早送りや早戻し、再生速度の変更は音声ファイルと同様です。動画によっては、一時停止すると上部に「i」アイコンが表示され、クリックすると映っている植物の種類などを調べられます

さらに、動画の先頭や末尾の不要な部分を切り取る「トリミング」も、クイックルックでできます。

  • 上部のトリミングアイコンをクリックします

  • ウインドウ下部で動画の先頭や末尾の黄色い縦線を左右にドラッグして、残したい範囲を枠で囲みます。その後、右上の「完了」をクリックします

  • トリミングした結果を新しいクリップ(ファイル)にするか、元のファイルと置き換えるか、どちらかをクリックします。ここで「新しいクリップ」をクリックすると、次に新しいファイルを保存するダイアログが開きます

アイコンでもファイルの内容をプレビューできる

ところで、音声や動画のファイルをクリックして選択しようとしたときに、ポインタを合わせると再生のアイコンが表示されることに気づいた方もいるかもしれません。これは、アイコンがある程度大きく表示されているときにのみ使えるプレビューの機能です。

  • ウインドウをアイコン表示にします。その後、右下のスライダを右へドラッグして、アイコンを大きくします

  • 音声や動画のファイルにポインタを合わせると再生のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると再生され、動画はアイコン上で動きます

  • PDFファイルの場合は、ポインタを合わせるとページを送ったり戻ったりするアイコンが表示され、クリックしてほかのページもプレビューできます

上図のアイコンサイズでは内容の細かい文字までは見えませんが、大まかな構成などは確認できます。アイコンをもっと大きくすれば、文字も判別できます。

  • 囲みを付けたアイコンは、左が「Pages」、右が「Excel」のファイルです。内容を推測できるプレビューが表示されています

【今回の余談】
複数のファイルのアイコンを選択し、スペースバーを押してクイックルックを開くこともできます。この場合、クイックルックのウインドウの左上に「<」「>」のボタンが表示され、クリックすると表示されるファイルが切り替わります。
それでは次回も、よろしくお願いします。