女優の吉岡里帆が主演を、俳優の永山瑛太が相手役を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『時をかけるな、恋人たち』(毎週火曜23:00~)第7話が21日に放送される。

  • 夏子

    夏子=カンテレ提供

■『時をかけるな、恋人たち』廻とリリリーが対峙

時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナル脚本で描く今作は、吉岡演じる主人公・常盤廻と、瑛太演じる井浦翔というタイムパトロール隊のメンバーが、時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするラブコメディ。

先週放送の第6話からは、ついに廻と翔の“恋の超展開”が本格化。『トキコイ』第二章とも言える“恋の逃避行編”がスタートしたが、第7話では、翔の婚約者で、翔を取り戻そうと暗躍するリリリー(夏子)と廻とが対峙することに。さらに小学生時代の廻(稲垣来泉)は20年後の自分に会っていた!? 廻がタイムトラベルを駆使して自らの過去の辻褄合わせに挑戦するという展開に。このたび、夏子がコメントを寄せた。

■夏子(リリリー役)コメント

――タイムパトロールメンバーで、翔のフィアンセ、しかも半分アンドロイドというキャラ強すぎな、ぶっとんだ役のリリリーを演じられていかがでしたか?

未来人で、半分アンドロイドだけど翔への恋心や廻への嫉妬心など、“実は誰よりも人間らしいリリリー”をテーマに演じていました。

――超個性的な衣装を見事に着こなされていましたが、衣装についてはいかがでしたか?

本当に沢山の服の中から選ばれた衣装です。ヘアメイクさんの力も合わさって、これ以外考えられないリリリーになりました。10枚くらい重ね着しているので、真夏日は暑かったですが……(笑)。

――撮影現場の雰囲気を教えてください。吉岡里帆さん演じる廻との対決シーンも見ものですが、吉岡さんや瑛太さんとの現場でのエピソードなどもあればお願いします。

撮影合間、パトロール基地の皆さんと瑛太さんが持ってきてくれたカードゲームをしたり、吉岡さんや伊藤万理華ちゃんとシール交換をしたり……こんなに気の良い方々が集まることあるんだ! と思う現場でした。

――未来ではスコアで結婚する人を選ぶという設定で、まさにリリリーも巻き込まれていますが、そういう未来の恋愛ルールを、どう思われますか?

隊長の台詞、「やな感じだろ? ディストピアだよ」が全てだと思います(笑)。

――ご自身だったらスコアに従いますか? それとも好きになった人を選びますか?

人に決められると反抗したくなってしまうたちなので……きっと逆らうと思います。

――第7話は、リリリーの活躍回になります。夏子さんの考える『トキコイ』7話の見どころを教えてください!

廻と翔の逃避行やリリリーの恋の行方などなど、30分にぎゅっと詰まっているので、見どころは全部と言いたくなってしまいます。是非、最後まで、観てほしいです。

――最後に、ドラマを楽しみにしてくださっている皆さんにメッセージをお願いします!

一緒に辻褄合わせましょう!

【編集部MEMO】
翔(永山瑛太)と恋の逃避行をした結果、若かりし日の両親を結びつけることに成功した廻(吉岡里帆)は、自身のタイムトラベルが突発的なものではなく、必然だったのではないかと考える。そこで、確証を得るため20年前の2003年に向かった廻と翔は、初恋相手の諸星(柊木陽太)にラブレターを渡せず、森のベンチで泣いている小学生の廻(稲垣来泉)の元へ。廻は、このとき隣に座って自分をなぐさめ、絵を描いてくれたお姉さんがいて、アートディレクターを目指すきっかけになったその人物こそ未来の自分だったのではないか、そのときからタイムトラベルする未来は決まっていたのではないかと考える。ところが、泣いている小学生の自分をいざ励まそうとした瞬間、廻はあることに気付く。大人になって再会した諸星(ニシダ・ラランド)が、「手紙をもらってうれしかった」と言っていたことを思い出したのだ。ラブレターは渡せなかったはずなのに……。過去と未来の矛盾に胸騒ぎを覚えた廻が少し前の時間に戻ると、なんと、宿敵のリリリー(夏子)が公園のくずかごに捨てたラブレターを拾っていた。