中間を埋めるArc A580カードが初登場

ASRockの「Intel Arc A580 Challenger 8GB OC」(A580 CL 8GO)は、Intel Arc A580を搭載するグラフィックスカード。Arcシリーズを搭載する製品としては、すでにハイエンドのA770/A750とローエンドのA380が発売されていたが、その間に位置するA580は今回が初登場となる。価格は35,000円前後。

  • ASRockの「Intel Arc A580 Challenger 8GB OC」。デュアルファンを搭載する

    ASRockの「Intel Arc A580 Challenger 8GB OC」。デュアルファンを搭載する

  • 映像出力は、DisplayPort×3とHDMIという定番構成。厚さは2.4スロット分だ

デュアルファンクーラーを搭載し、カードは2.4スロット厚。補助電源として8ピン×2が必要となる。A580という型番的には700番台と300番台の中間に見えるが、スペック的にはA750にかなり近く、ほぼ"A730"のような感覚だ。芹澤氏によるベンチマーク記事が掲載されているので、詳しくはそちらを参照して欲しい。

【ベンチマーク記事】「Intel Arc A580」の性能を速攻テスト - 発表から1年、179ドルの新GPUは市場に風を起こせるか？
https://news.mynavi.jp/article/20231010-2789492/

GeForce RTX 4060 Tiに白いスリム版

MSIの「GeForce RTX 4060 Ti Gaming X Slim White 16G」は、従来よりスリムになった新型クーラーを搭載するGeForce RTX 4060 Tiグラフィックスカード。サイズは307×125×46mmと、全体的にコンパクトになっており、より幅広いケースに対応できるだろう。この製品はユニットコム限定モデルとのことで、価格は79,800円。

  • MSIの「GeForce RTX 4060 Ti Gaming X Slim White 16G」。ホワイトモデルだ

  • 製品名通り、クーラーをスリム化。厚さは2スロットを少しはみ出るくらいだ

COMPUTEXで話題の花のような簡易水冷

SilverStoneの「IceMyst」は、ユニークなカスタマイズ方法のオールインワン水冷CPUクーラー。一見するとARGB対応の普通の水冷クーラーのようだが、面白いのは、水冷ブロックに自由にファンを追加していけることだ。ラジエータサイズのバリエーションは、24cm、28cm、36cm、42cmの4モデルがあり、価格は22,000円前後～31,000円前後。

  • SilverStoneの「IceMyst 420」。ファンと水冷ブロックは、ARGB LEDを搭載する

  • ファンはデイジーチェーン接続に対応しており、ケーブルの取り回しが簡単だ

IceMystは、今年のCOMPUTEXでも大きな話題となった。COMPUTEXの展示では、これでもかとファンが追加されていて、まるで鮮やかな花のよう。この追加ファンは見た目が面白いだけでなく、CPU周りの基板やコンポーネントを強力に冷却できるという、性能面でのメリットがある。追加用ファン「IMF70 ARGB」の価格は2,500円前後だ。

  • 追加用ファン「IMF70 ARGB」はこのコネクタで接続し、ケーブルは不要だ

  • どんどん積み重ねることができる。ファンの回転数は500～2800rpmとなる

【COMPUTEX TAIPEI 2023レポート】SilverStone、CPU上に花が咲く(?)ような簡易水冷「IceMyst」
https://news.mynavi.jp/article/20230612-2702481/

ヒートパイプ4本搭載の高性能M.2クーラー

Thermalrightの「HR-10 2280 Pro」は、大型で強力なM.2 SSD用クーラーだ。5mm径のヒートパイプを4本使用し、中央には3500～6500rpmの3cmファンを搭載。発熱が大きいハイエンドSSDをしっかり冷却するのに良いだろう。高さは43.8mmもあるが、SSDの幅をキープしており、干渉はしにくい。カラーはシルバーとブラックの2色で、価格は4,000円前後。

  • Thermalrightの「HR-10 2280 Pro」。そびえ立つようなM.2 SSD用クーラーだ

  • 利用イメージ。背は高いが幅はSSDのままなので、周囲との干渉は起きにくい

高速性/耐久性/静音性に優れるキーボード

ASUSの「ROG Strix Scope II RX」は、高速な「ROG RX」オプティカルスイッチを搭載するゲーミングキーボードだ。消音フォームの採用により、静音性が向上。またIP57準拠の耐水性と防塵性も持ち、耐久性に優れる。キーキャップはUVコーティングのABSで、上質な感触とテカリにくさを実現したという。価格は20,500円前後。

  • ASUSの「ROG Strix Scope II RX」。US配列のフルサイズキーボードだ

ミニLEDバックライト搭載の曲面液晶

アーキサイトの「AS-MC34MWQ165A」は、最新のミニLEDバックライトを採用した34インチ曲面ディスプレイ。ミニLEDは2304個も搭載しており、映像のコントラスト比を大幅に高めたという。アスペクト比は21:9で、解像度はUWQHD(3440×1440)。1500Rの曲面により、高い没入感も実現している。パソコンSHOPアークでの価格は94,800円。

  • アーキサイトの「AS-MC34MWQ165A」。横長の画面で、2分割表示にも対応する

  • 背面には、DisplayPort/HDMI等を搭載。台座中央部ではワイヤレス充電も可能だ