ライボの調査機関「Job総研」は10月2日、「2023年 副業・兼業の実態調査vol.2」の結果を発表した。調査期間は2023年9月6日~11日、調査対象は20~50代の社会人、有効回答は717人。

  • 本業満足度と理想と実際の年収額

まず、本業の満足度を尋ねると、78.0%が「満足している」と回答した。

続いて、現在の年収額を聞くと、平均額570.6万円、中央値550.0万円、最頻値600.0万円に。一方、理想の年収額は、平均額769.2万円、中央値600.0万円、最頻値600万円と、実際の平均年収額より理想額の方が198.6万円高いことがわかった。

副業経験の有無については、「経験あり」は32.1%にとどまり、「経験なし」が67.9%を占めた。年代別にみると、「経験なし」が最も多かったのは20代の72.3%だった。

  • 副業の経験有無

次に、副業を始めたきっかけを問うと、1位「本業から得る収入への不安」(47.0%)、2位「本業にやりがいを感じづらかった」(27.8%)、3位「将来への漠然とした不安」(18.3%)との順に。副業の目的については、1位「収入源の確保」(64.8%)、2位「キャリア形成・スキルアップ」(25.7%)、3位「自己実現の追求(仕事へのやりがい)」(20.9%)となった。

  • きっかけと目的

また、副業のみの年収額を調べると、平均額326.8万円、中央値294.0万円、最頻値600万円に。一方、副業で得たい理想の年収額は、平均額453.6万円、中央値500.0万円、最頻値600万円と、実際の平均年収額より理想額の方が126.8万円高い結果となった。

  • 副業のみの理想と実際の年収額