ニコンは9月27日、ニコンZマウント用の中望遠レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」を発表した。「S-Line」シリーズに属する高性能モデルで、絞り開放から画面全域で円形度の高い美しいボケと、優れた解像感を持った撮影ができるのが特徴。ポートレートやネイチャーフォトを楽しむ趣味層に訴求する。価格はオープンで、予想実売価格は40万円前後。発売は10月13日。

  • ニコンZマウント用の中望遠レンズ「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」

「Plena(プレナ)」の特別な称号を付与した、開放F値1.8の中望遠レンズ。絞り開放撮影時でも画面全域で円形度の高い美しいボケのある撮影ができるようにした。ピント面前後のなめらかなボケの広がり方や、エッジの色づきの少ないボケ描写など、被写体の立体感が引き立つ表現が可能。反射防止コーティングは「メソアモルファスコート」と「アルネオコート」を施し、ゴーストやフレアをしっかり抑えた。

  • さまざまな機能が割り当てられる「レンズFnボタン」は側面に2つ搭載している

AF用のモーターはSTM(ステッピングモーター)を採用したマルチフォーカス方式で、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なオートフォーカスが可能で、絞り開放でも正確なピント合わせができる。

  • 高性能フルサイズミラーレス「Z 8」に装着したところ

レンズの外装には、さまざまな機能が割り当てられる「レンズFnボタン」を2つ搭載した。上面にも配置し、縦位置撮影時にもスムーズに設定変更ができる。フィルター径は82mm。