着物好きで知られるアイドルグループ・つばきファクトリーのサブリーダー・新沼希空にインタビュー。着物が好きになったきっかけや、日本文化への興味について語ってもらうとともに、10枚目のシングル「間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI」についても話を聞いた。

  • つばきファクトリーの新沼希空 撮影:加藤千雅

自身のインスタグラムでたびたび着物姿を公開し、着物愛を発信している新沼。両親との京都旅行で着物を着るようになったことがきっかけで好きになったという。

「祖母の着物がおうちにたくさん置いてあって、小さい頃から馴染みはあったのですが、特別興味が湧くことはなかったんです。でも、毎年両親と京都に旅行に行っていて、神社が好きだし京都に行ったついでに着物を着てみようぐらいの気持ちで着るようになったのがきっかけで、20歳を超えてから日本文化に触れたいと思うようになって着物に興味を持つようになりました」

今では、自分で店に足を運んで着物を購入するようになり、着付けの勉強もしているという。

「浴衣はできるのですが、着物は帯の結び方がたくさんあって難しいです。きれいに着られるようになんとか習得したいです」とまだ勉強中とのことだが、「つばきファクトリーでも毎年ではないですが、夏にイベントで浴衣を着ることもあるので、メンバーが着る浴衣を選んで着付けを手伝うこともできるのかなと思っています」と話した。

そして、「最近は若い女性がインスタ映えのために着たり、着物を着られる機会が増えているように感じていて、すごくいいなと思っています」と述べ、「もっと着物の良さを知ってもらいたいという気持ちもありますし、自分自身すごく興味を持てるものが見つかったので、もっと勉強して仕事につなげられたら」と着物の魅力発信に意欲。

着物だけではなく広く日本文化に興味があるそうで、神社も好きで御朱印集めの趣味も。さらに今年は華道にも挑戦したいと考えている。

「日本文化にたくさん触れたいという気持ちがあり、神社が好きというのももっと発信していきたいですし、今年は華道もやってみたいと思っています。それも着物が好きということからつながっていて、着物を着て何かできたらなという思いから興味を持ちました。華道も日本文化の一つなので、挑戦していろいろ発信できたらいいなと思っています」

そして、日本文化に触れることで「女性としてのマナーを学べ、気持ちも引き締まりますし、普段姿勢が猫背になりがちですが、着物を着ると姿勢がすっと伸びます」と変化を実感。

「せっかく日本に生まれたのだから日本文化にどんどん触れていきたいですし、若い世代が発信していかないと、これから生まれてくる子供たちも触れずに大きくなってしまうのかなと。せっかく見てもらえる立場のお仕事についているので発信していきたいです」と笑顔で語った。

同席していた浅倉樹々が「着物のプロデュースをしてほしい! デザインも得意だと思うので」と言うと、河西結心も「やってほしいです!」と期待。新沼は「頑張ります!」と意気込んだ。

メジャーデビュー6周年記念日となる2月22日には10枚目のシングルとなる「間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI」(トリプルA面)をリリースしたつばきファクトリー。

新沼は「いろんなジャンルの楽曲を歌えるというのがつばきファクトリーの一つの良さだと思っていて、今回は『間違いじゃない 泣いたりしない』という洋楽っぽい新しいテイストの楽曲や、シングルでは珍しいポップな『スキップ・スキップ・スキップ』、卒業する樹々ちゃんにフィーチャーした『君と僕の絆 feat.KIKI』と、シングルの中でもいろんなジャンルを聞いていただける作品になっています。前作の『アドレナリン・ダメ』で、『こんな楽曲も歌えるんだ!』と知っていただいたと思いますが、前作よりももっと成長した私たちを感じてもらえる3曲になっていると思います」と魅力をアピールした。