『週間ヤングジャンプ』で2006年から連載中の原泰久さんによる漫画『キングダム』。

紀元前の中国を舞台にした壮大なストーリーと魅力的なキャラクターが人気を博し、2011年にテレビアニメ化、2019年、2022年には山﨑賢人さん主演で実写映画化と映像展開されています。

今回は、映画『キングダム』の実写キャスト・あらすじをご紹介します。

「キングダム」とは?

「キングダム」は、春秋戦国時代の秦で天下の大将軍を夢みる少年・信が、後に秦の始皇帝となる若き王・嬴政(えいせい)とともに中華統一を目指す物語です。

テレビアニメはNHKで2022年時点で第4シーズンまで放送されており、実写映画は2019年4月に『キングダム』が、2022年7月に続編の『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開。

主演の山﨑賢人さんをはじめ、吉沢亮さん、長澤まさみさん、橋本環奈さんら豪華キャストの集結とキャラクターの再現度の高さが話題を集めました。

『キングダム』の実写映画のキャスト一覧

ここからは、映画『キングダム』の主な実写キャストをマイナビ会員から寄せられたコメントとともにご紹介します。

信(しん)【演/山﨑賢人】

本作の主人公で、戦争孤児の少年。不遇な環境から這い上がり「天下の大将軍」になることを夢みて、幼なじみの漂(ひょう)とともに剣術の鍛錬に励んでいました。ところが漂の突然の死を経験し、漂の意思を継いで嬴政と共に王宮のクーデターに立ち向かいます。

そんな信役を務めたのは、山﨑賢人さん。これまでは少女漫画の実写化作品への出演が多かった山﨑さんでしたが、本作では圧巻のアクションを披露。本格的なアクションが初めてとは思えない、躍動感ある戦闘シーンが話題を集めました。

山﨑さんは本作出演後もNetflixのドラマ『今際の国のアリス』日曜劇場『アトムの童』など話題作への出演が続いています。

・「アクションの迫力と演技力に感動した」( 56歳女性)
・「信を演じている山﨑賢人は無限にパワ-あふれているように見えてすごかった」(62歳男性)
・「壮大な物語とその時代に合わせた演技だった。漫画、アニメに負けない魅力があった」(50歳男性)

嬴政(えいせい)・漂(ひょう)【演/吉沢亮】

嬴政は、秦国の若き王で後に始皇帝となる人物。異母弟・成蟜(せいきょう)が起こしたクーデターにより王宮を追われます。そんな嬴政と瓜二つの顔を持つのが漂です。天下の大将軍を夢見て信と兄弟のように育ってきましたが、嬴政の身代わりとなり命を落とします。

嬴政と漂の2役を見事に演じたのが吉沢亮さん。表情や雰囲気だけで全く身分の違う2人を演じ分ける演技力には賞賛の声が多く寄せられました。吉沢さんはその高い演技力で数々の話題作に立て続けに出演。2021年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主演を務めるなど、躍進が続いています。

・「猟奇的な演技力に恐ろしさを感じました。すごい俳優さんで引き込まれました」(47歳女性)
・「アクション、表情など一番かっこよかった」(62歳男性)
・「2役をうまく演技していて印象に残った」(46歳男性)

楊端和(ようたんわ)【演/長澤まさみ】

あまりの強さに他民族から恐れられている「山の民」を武力で束ねる王。圧倒的な頭脳と統率力、高い戦闘力を持ち、山界に屈強な王国を築いています。普段は仮面をかぶって武装し野太い声で話しますが、戦闘時は仮面をはずして戦う強く美しい女剣士です。

作中で圧倒的な存在感を放った楊端和を演じたのは、長澤まさみさん。映画『世界の中心で、愛をさけぶ』や『モテキ』『海街diary』「コンフィデンスマンJP」シリーズなど多くの代表作を持つ長澤さんですが、本作でのカリスマ性溢れるキャラクターは新たなはまり役になりました。

・「映画の中でも際立って輝いていたように見えたし、長澤まさみの新しい一面を見たような気がした」(61歳男性)
・「艶やかな外見と芯の強い内面がうまく表現されていて、思わず引き込まれてしまった」(62歳男性)
・「清楚、陽気というキャラクターを演じる女優さんというイメージでしたが、妖艶で力で周りを先導する女帝という役作りが今までとは違う役への挑戦に見え、その完成度も素晴らしかったと思います。アクロバティックな殺陣により敵を倒していく姿の美しさに見とれてしまい、しかも迫力を感じました。この作品での長澤まさみさんの美貌とアクションを否定される方はいないのではと思います」(60歳男性)

河了貂(かりょうてん)【演/橋本環奈】

鳥を模した不思議な蓑をかぶった山民族の末裔。信と嬴政が王都へ向かう道中で出会い、金目当てに行動を共にします。天涯孤独で1人で生き抜くためにさまざまな知識や能力を身に付けており、戦闘では吹き矢を得意としています。

小さな体で動きまわる姿が愛らしい河了貂を演じたのは、橋本環奈さん。映画『銀魂』や『斉木楠雄のѰ難』、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』など漫画の実写化作品への出演が多く、その再現度の高さが毎回話題になっています。

・「衣装も似合っており原作漫画のイメージに合っていてかっこよかった」(50歳男性)
・「原作との設定が異なる部分もありましたが、実写ならではの可愛さが際立っていた。その反面、キャラの雰囲気を存分に出して演じていたのが印象的だった」(48歳男性)
・「あの可愛さとしぐさが何とも言えない」(64歳男性)

成蟜(せいきょう)【演/本郷奏多】

嬴政の異母弟。平民の母親から生まれた嬴政が王座についていることが許せず、両親ともに王族の血を引く自分こそが王座にふさわしいとクーデターを起こします。王族は崇高な存在であると信じ、平民や臣下の命を平然と使い捨てる非道な人物です。

そんな成蟜を演じたのは、演技派若手俳優の本郷奏多さん。傲慢な態度や人を見下すときの目つきはまさに原作の成蟜そのものでした。2023年にNetflixで公開予定の『幽☆遊☆白書』の飛影役にも期待が高まっています。

・「原作の再現度がかなり高いから」(31歳男性)
・「かっこいいので、好きです」(41歳男性)
・「すごくかっこいいから!」(47歳女性)

壁(へき)【演/満島真之介】

嬴政の筆頭家臣である昌文君の副官。真面目で兄貴肌で、漂の死に打ちひしがれていた信を気遣う優しい性格の持ち主です。嬴政に忠誠を尽くし、嬴政や信とともに王都奪還を目指して戦います。

そんな心優しい壁を演じたのは、満島真之介さん。姉である満島ひかりさんの活躍に影響を受けて俳優を志し、その後Netflixシリーズ『全裸監督』をはじめ数々の話題作に出演。『グータンヌーボ2』などバラエティでも活躍しています。

・「演技というか人物像が独特で好感を持ったから」( 63歳男性)

昌文君(しょうぶんくん)【演/高嶋政宏】

嬴政に忠誠を誓う一番の側近。義理堅く忠義深いため、周囲から多大な信頼を獲得しています。かつては武人として活躍していましたが、嬴政の即位後に文官へと転身。嬴政からの信頼は厚く、かつてともに戦場を駆け抜けた王騎からも一目置かれる実力者です。

昌文君を演じたのは、高嶋政宏さん。芸能一家に生まれた高嶋さんは、1987年に俳優デビューして以来数々の作品に出演。体格の良さから刑事やヤクザなど武闘派な役柄を演じることが多い高嶋さんですが、本作でもその屈強な身体で元武人の昌文君を見事に演じました。

・「重厚な演技で物語に格式をもたらした」( 60歳男性)
・「見た目が印象深いキャラだったので」(38歳男性)
・「高嶋政宏が好きなので」(48歳男性)

騰(とう)【演/要潤】

大将軍・王騎の副官。常に王騎の側に控えてあまり目立とうとはしませんが、実は高い戦闘力と軍師並みの頭脳の持ち主です。ポーカーフェイスで飄々としており掴みどころのない雰囲気ですが、王騎への忠義心は誰よりも高い信頼できる側近です。

そんな騰役を務めたのは、要潤さん。独特の風貌と雰囲気で描かれている原作のキャラクターをうまく実写に落とし込んで騰を演じました。2001年に『仮面ライダーアギト』で俳優デビューした要さんは、その後も数々の映画・ドラマに出演しています。

・「かっこいいから。子どもがまねをしている」(38歳男性)
・「個人的に好きな俳優のため」(50歳男性)

王騎(おうき)【演/大沢たかお】

かつて秦国に君臨した六大将軍唯一の存命者で、「秦の怪鳥」の異名を持つ豪傑。王宮内の権力争いには興味を示さず、血湧き肉躍る戦場だけを求める得体の知れない人物です。

大矛を軽々と振り回す逞しい風貌と独特の雰囲気は実写化不可能と言われていたほど、個性が強くファン人気も高いキャラクターです。

そんな王騎を演じたのは、大沢たかおさん。日曜劇場のドラマ「JIN-仁-」シリーズなどでよく知られる大沢さんですが、あまり武闘派のイメージはありません。そのため、キャストが発表されたときには原作ファンから不安の声もあがりましたが、20キロ近い増量とトレーニングを経て見事に屈強な王騎の姿を再現しました。

・「数カ月かけて肉体改造したと聞いたので映像を見た時にすごいなと」(31歳男性)
・「王宮の権力争いには興味を示さず、血が湧きたつような戦場を求めていく姿が好きなキャラです。独自の話し方や笑い方も好きな所です」(55歳男性)
・「本当にびっくりするくらい原作の王騎にそっくりで役作りに驚きました」(30歳女性)

映画『キングダム』のあらすじ

春秋戦国時代、中華西方の国・秦で暮らす戦争孤児の信と漂は、天下の大将軍となることを夢みて剣術を磨いていました。ところがある日突然、漂が王宮へと招へいされ、2人は別の道を歩むことに。

再会を誓って別れた2人でしたが、その直後に信の前に現れたのは致命傷を負った漂でした。信にある地図を渡した漂は、その場で絶命。わけもわからず地図の場所へと走った信がそこで出会ったのは、漂と瓜二つの顔をした秦国の若き王・嬴政でした。

異母弟の反乱に遭った嬴政の身代わりに漂が死んだと知った信は激高。それでも国を背負う嬴政の覚悟と亡き漂の意思を受け止めた信は、嬴政と行動を共にすることに。信は漂との約束である天下の大将軍のため、嬴政は戦乱の世を終わらせる中華統一のため、王都奪還を目指します。

作品概要(公開日・主題歌)

公開日/2019 年4月19日
監督/佐藤信介
脚本/黒岩勉、佐藤信介、原泰久
主題歌/ ONE OK ROCK「Wasted Nights」

映画『キングダム』を鑑賞したユーザーの感想

・「世界観が漫画そのままで原作ファンでも抵抗がない」(41歳女性)
・「原作を実写でやること自体無謀と思いますが、序盤の物語を丁寧につなぎ、キャラクター負けしないレベルの高い演技で楽しめました」(60歳男性)
・「日本と中国のロケ地がとても広大で、エキストラの人数にも驚きました。王宮のセットも現実に存在するかのような再現度でした」(55歳男性)
・「壮大なスケール、映像美、映画の世界観すべてが素晴らしい。アクションシーン満載でキャスト全員がかっこいいと思いました」(33歳女性)

映画『キングダム』の実写キャストを紹介しました

映画『キングダム』の実写キャストとあらすじをマイナビ会員のコメントとともに紹介しました。

人気漫画の実写化は毎回大きな賛否を呼びますが、どのキャストも「再現度が高い」との声が多かった『キングダム』。2022年に劇場版第2弾が公開され、2023年には第3弾の公開が発表されていることからも、人気の高さが伺えますね。

原作漫画は現在も連載中で、今後ますます盛り上がりを見せそうな『キングダム』。未試聴の方はぜひ原作漫画と比較しながら劇場版を楽しんでみてくださいね。

調査時期: 2022年11月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計513人(男性: 387人、女性: 126人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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