ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-のヘッドホンアンプ内蔵ハイレゾ対応DAC「DAC-X6J+」を9月11日に発売した。直販サイトで取り扱っており、直販価格は12,730円。カラーはブラックとシルバーの2色。別売のACアダプターで動作する。

  • DAC-X6J+(ブラック)

  • DAC-X6J+(シルバー)

ロングセラーモデル「DAC-X6J」(2015年発売)をベースに、USBレシーバーICを新しい世代へと更新。SAVITECH製BRAVO-HD「SA9123L」を採用し、USB接続時も最大192kHz/24bitの入力に対応する(従来は最大192kHz/16bit、または96kHz/24bit対応)。DACチップとオーディオレシーバーICには、Cirrus Logicの「CS4398」、「CS8416」を採用している。

USB、光、同軸の3つのデジタル入力を備え、テレビやCDプレーヤー、PCなど複数の機器と接続して、フロントの入力切替スイッチで切り替えて使える。アナログ出力はステレオRCA端子。さらに、ライン出力とは別に独立して音量調整が可能なヘッドホンアンプ機構を備えている。

ヘッドホン出力は、6.3mm標準ステレオヘッドホンジャック。ヘッドホン専用アンプICにはTI(テキサス・インスツルメンツ)の「TPA6120A2」を採用しており、超低歪み(0.000635%)、低ノイズ(SN比128dB)、高スルーレート(1,300V/μS)な電流帰還型の同ICによるヘッドホンアンプ回路を構成。ヘッドホンアンプオペアンプはアナログ・デバイセズ製「OP275G」、シングルエンド変換部オペアンプはTI社製「OPA2134」。

  • 本体前面(上)に入力切替スイッチや6.3mm標準ステレオヘッドホンジャック、ボリュームダイヤルを装備。背面(下)には、左からUSB(Type-B)端子、光デジタル入力、同軸デジタル入力、アナログRCA出力、電源端子を装備

USB接続時の対応OSは、Windows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10/11、MacOS 9.1/X以降。Windows 10以とmacOSは標準ドライバで動作するが、それ以外はダウンロード提供のドライバが必要。なお、USB Audio Class 2.0で動作するには、Windows 10 Creators Update(バージョン1703 ビルド15063)以降や、Mac OS X 10.6.4以降が必要となる。

本体サイズと重さは、98×148×32mm(幅×奥行き×高さ、突起部を除く)/365g。別売のACアダプター(DC12V/1A以上)が必要。

  • 本体内部の基板と各部の構成