『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は2011年に公開された映画で、人気のアメリカン・コミック・レーベル「マーベル・コミック」のヒーローたちが同一の世界観のもとで活躍する映画作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース (Marvel Cinematic Universe = MCU)」の第5作品目です。

この記事では、アベンジャーズシリーズを楽しむ上で知っておきたい映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のあらすじや登場人物、見どころを紹介します。

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の作品情報

公開年/2011年
監督/ジョー・ジョンストン
脚本/クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
出演/クリス・エヴァンス、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、ドミニク・クーパー、トビー・ジョーンズ、ニール・マクドノー、デレク・ルーク、スタンリー・トゥッチ

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、MCU作品に登場するヒーロー「キャプテン・アメリカ」ことスティーブ・ロジャースが主人公のヒーローアクション映画です。また、クリス・エヴァンスが「キャプテン・アメリカ」を演じる「キャプテン・アメリカ」シリーズの第1作目でもあります。

制作費は1億4,000万ドル、日本円にして約160億円。世界興行収入は、3億7,060万ドル(約420億円)となった人気作品です。

監督を務めるのは、映画『ジュマンジ』(1996年)や映画『ジュラシック・パークⅢ』(2001年)などの作品で知られるジョー・ジョンストン。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)の特殊効果として映画界入りしたジョー・ジョンストンは、ヨーダやボバ・フェットといった人気キャラクターのデザインに関わっていたことでも有名です。

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のあらすじ・見どころ

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のあらすじ・見どころを3つのポイントに分けて紹介します。

小柄で病弱だったスティーブ・ロジャースが極秘実験により生まれ変わる

舞台は1940年代、第二次世界大戦真っただ中のアメリカ。人一倍愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャースは、軍に入隊して国のために戦いたいという夢を抱いていました。

しかし、彼は生まれつき貧弱で小柄だったため兵士になることはおろか、入隊検査に合格することすらできません。

何度不合格になってもあきらめられないスティーブは、軍に入隊する道を模索します。そして、ついに軍によって密かに研究されていた「スーパーソルジャー計画」の存在を知ります。その計画とは、超人血清を打って肉体強化するというもの。スティーブはそれに最後の望みをかけます。

スティーブが被験者となり、実験用の装置から登場するシーンは映画公開後、大きな話題となりました。装置に入る前は貧弱な体で顔色も悪かったスティーブが、別人のように筋力がアップし体も大きく変化していたからです。

このシーンではVFX(ビジュアル・エフェクツ)という技術が使われています。VFXとは、「視覚効果」を意味し、合成処理により画像を加工することです。ここで注目したいのは、この技術が使用されたのは「装置に入る前の貧弱な体」の方で、装置から出てきた屈強な体つきはスティーブを演じるクリス・エヴァンスの実際の体であったという点です。

VFXで表現されている貧弱なスティーブのリアルな体つきにも、作り物のように見事に仕上がったクリス・エヴァンスの肉体美にも、驚かされます。

「キャプテン・アメリカ」が誕生したものの……

極秘実験により屈強な肉体を得たスティーブ・ロジャースは、今の自分なら立派な兵士として戦場で活躍できると、期待に胸を膨らませます。

ところが「スーパーソルジャー計画」に関わっていた博士の死により、屈強な兵士を量産するという計画は中止に。スティーブは単なる軍のマスコットとして扱われてしまいます。彼は、アメリカ合衆国のシンボルである星条旗をデザインしたコスチュームに身を包み、「キャプテン・アメリカ」となったものの、それは名ばかりのヒーローだったのです。

スティーブは、せっかく得た力を戦いに活かすことを許されず、軍の広報や慰問の仕事ばかりさせられることに。

そんなスティーブの心の葛藤、やるせなさが映画中盤では描かれており、鑑賞する側にも彼の思いが痛いほど伝わってきます。少し切ないシーンではありますが、この経験がスティーブを立ち上がらせる原動力となっていきます。

親友・バッキーを救い、悪の秘密組織「ヒドラ」と戦う

幼なじみで親友のバッキー・バーンズが、悪の秘密組織「ヒドラ」に捕らわれたと知り、スティーブ・ロジャースはヒドラの基地へ単身で乗り込むことを決意。

スティーブは、軍のマスコット扱いされる日々からようやく抜け出す日がやってきます。

スティーブより先に入隊試験に合格し、既に兵士として戦っていたバッキーを、入隊検査に落ち続けていたスティーブが「キャプテン・アメリカ」となり、バッキーを助けにいくという展開は、まさに見どころのひとつでしょう。

また、ヒドラの創設者でヴィラン(悪役)でもあるシュミットとの激しい戦闘も見逃せません。シュミットは、スティーブと同じく肉体強化を図った人物ですが、実験の失敗により首から上が赤い骸骨になってしまったことから「レッド・スカル」と呼ばれる存在。

このシュミットことレッド・スカル役は、『ロード・オブ・ザ・リング』のエルロンド役や『マトリックス』のエージェント・スミス役で知られるヒューゴ・ウィーヴィングが演じています。見た目もアクションもインパクトのあるヴィランですので、ぜひ注目してみてください。

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の主な登場人物

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の主な登場人物を紹介します。

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース

本作の主人公で、元々は病弱な青年だったスティーブは、アメリカ軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」によって肉体を強化され、屈強なヒーロー「キャプテン・アメリカ」へと生まれ変わります。アメリカ合衆国の国旗である星条旗をデザインしたコスチュームと盾がトレードマークです。

「キャプテン・アメリカ」ことスティーブ・ロジャース役を演じているのは、アメリカ出身の俳優クリス・エヴァンスです。MCU作品の『アベンジャーズ』(2012年)や『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)、『キャプテン・マーベル』(2019年)といった作品にも「キャプテン・アメリカ」として出演しています。

  • キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じるクリス・エヴァンス (C)BANG Media International

    キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じるクリス・エヴァンス (C)BANG Media International

バッキー・バーンズ

バッキ―は、スティーブの幼なじみで親友。スティーブよりも先にアメリカ軍に入隊した兵士。「キャプテン・アメリカ」となったスティーブと力を合わせ、悪の秘密組織「ヒドラ」と戦います。

バッキー・バーンズ役を演じているのは、ルーマニア出身の俳優セバスチャン・スタン。2003年に出演したドラマ『ロー&オーダー』で俳優デビュー。「キャプテン・アメリカ」シリーズ以外に『アントマン』(2015年)、『ブランクパンサー』(2018年)などのMCU作品にも、バッキー役で登場しています。

ペギー・カーター

ペギーは、「スーパーソルジャー計画」に関わっていたアメリカ軍の軍人。気丈で賢く、何事にも物おじしない女性です。スティーブと関わるうちに、お互い惹かれ合う関係に。

ペギー・カーター役を演じているのは、イギリス出身の女優ヘイリー・アトウェルです。「キャプテン・アメリカ」シリーズのスピンオフドラマ「エージェント・カーター」では主役を演じています。

貧弱な青年がヒーロー「キャプテン・アメリカ」になるまでの物語

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』では、アベンジャーズの中でも人気が高いヒーロー「キャプテン・アメリカ」の誕生秘話が描かれています。

彼は、単に身体が強化されたから、ヒーローになれたわけではありません。

  • 常に前を向く姿勢
  • 努力と愛を忘れない
  • 国を、大事な人達を守るためならば、自分の身が危険にさらされても構わない

そんな真っすぐに生きる彼だからこそ、ヒーローとして認められる存在になることができたのです。

この作品をご覧になっていただければ、なぜ「キャプテン・アメリカ」がここまで多くの人に愛される人気ヒーローになったのかをきっとご理解いただけるでしょう。

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