タレントの篠崎愛が22日、最新写真集『IDEA』(3,520円 講談社)を発売する。昨年9月、写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)で、約4年ぶりにグラビアの世界へとカムバックした彼女。その期間にはどのような背景があったのか。そして、篠崎が大切にする“無理しすぎない”働き方とは――。

  • 篠崎愛 撮影:島本絵梨佳

■モットーは「その時々を楽しく」

14歳で芸能界デビューした少女も、26日に30歳の誕生日を迎える。

「もうちょっとで30歳だと思い始めてから、時間が経つのが速くて、びっくりしちゃいました。気持ちはずっと26歳くらいで止まってる。年齢を聞かれて自分で言うたびに、『あっ、もう29歳なんだ!』って(笑)。年齢は重ねていくけど、中身はなんか変わらないんですよね。子どもだなって思います」

20代から30代へ。20代の頃と比べて何かが急激に変わるわけではないが、正体不明の漠然とした焦りがある。篠崎もそうした焦燥感に駆られる気持ちは分かると深くうなずきながら、「今はとりあえず、たくさんの人に写真集を見てもらいたい。その先のことは考えてないかな」と言う。そして「そうなんです」と一呼吸置き、こう続けた。

「私、あんまり先のことを考えないようにしてるんです。その時々を楽しく過ごしたい。キツキツに縛られて生きていきたくないんです(笑)。自由に楽しく、みんなで笑って頑張っていけたらいいなって」

「取材で、今年の抱負は? 今後の目標は?って聞かれるじゃないですか。なんて答えたらいいのか困っちゃって。いつも『幸せに過ごしたいです』って答えてたので、『ふわふわした人だな』と思われてるかもしれないですね。でも、本当にそう思ってるんです」

「幸せに過ごしたい」。目標を聞いた質問に対する答えとしては、篠崎が言うように「ふわふわ」しているように聞こえるかもしれない。しかし、彼女が単純に何となく仕事をこなしてきたというわけでは決してない。