東芝ライフスタイルは8月5日、ドラム式洗濯乾燥機のフラッグシップモデル「ZABOON(ザブーン)」シリーズから、新モデルとなる「TW-127XP1」を発表した。発売は9月下旬で価格はオープン、推定市場価格は420,000円前後。カラーはボルドーブラウンとグランホワイトの2色。ウルトラファインバブルとマイクロバブルという2種類の泡の力で高い洗浄効果を持つ「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」が特徴だ。
最上位のTW-127XP1が備える新機能「抗菌ウルトラファインバブル洗浄EX」は、直径0.001mm未満という目に見えないサイズの泡「ウルトラファインバブル」で洗濯物を洗う。加えて、ウルトラファインバブルの発生段階でもう少し大きなサイズ(0.1~0.001mm)のマイクロバブルを同時に発生。
目に見えないサイズのウルトラファインバブルによって、黄ばみの原因となる皮脂汚れを繊維の奥から落として黄ばみを抑制。ここで、衣類から剥がれた汚れをマイクロバブルがキャッチし、衣類に対して汚れの再付着を防いで黒ずみをおさえる。洗浄やすすぎには「Ag+抗菌水」をもちい、水に溶け出したAg+抗菌成分が繊維のすき間に入り込み、衣類で雑菌が繁殖するのを防ぐ。
衣類乾燥に利用するヒートポンプは、本体内部で乾燥風路を拡大。風量が約26%がアップし、乾燥時間の短縮を実現している。また、新ヒートポンプの性能を生かし、化繊の衣類を洗濯~乾燥まで約45分で運転できる「少量45分コース」(容量1kgまで)を新たに搭載した。
このほか、業界ではじめてUV温風除菌を搭載。ドラムの上部に除菌効果の高いUV-CのLEDを配置して、「UV除菌洗乾コース」と「UV温風除菌コース」を追加。UV照射と温風効果を組み合わせて衣類を除菌する。
デザイン面では部品と部品の境目ラインを極力減らし、ドアにはフラットな透明窓を採用するなど、シンプルなデザインを目指した。操作パネルには横長7.8インチの大型ワイドカラータッチパネルを採用したことで、視認性がアップしている。
TW-127XP1は洗濯容量最大12kg、乾燥容量最大7kg。本体サイズはW645×D720×H1060mmで質量約89kg。
このほか、ウルトラファインバブルのみで洗浄する「TW-127XH1L」、泡洗浄機能を搭載しない「TW-95GM1L」も同時に発表。この2モデルは、最上位モデルのTW-127XP1が搭載する60℃までの温水機能、液体洗剤・柔軟剤自動投入、IoT機能は持たない。TW-127XH1Lは9月中旬発売で推定市場価格は340,000円前後。TW-95GM1は8月下旬発売で推定市場価格は230,000円前後となっている。