ミュージカル『ジョセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』の製作発表が16日に都内で行われ、薮宏太(Hey! Say! JUMP)、すみれ、シルビア・グラブ、小西遼生、小浦一優(芋洗坂係長)、元木湧(少年忍者/ジャニーズJr.)、村井國夫、松竹 取締役 演劇副本部長 西村幸記、シーエイティープロデュース 代表取締役 江口剛史が登場した。

  • 薮宏太

    薮宏太

同作は『キャッツ』や『オペラ座の怪人』を生み出した作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『エビータ』『ライオンキン グ』などの作詞を手掛けたティム・ライスが、まだ学生時代だった頃に初めてタッグを組んで生み出した、両巨匠の原点ともいえる作品。旧約聖書「創世記」の「ジョセフの物語」をベースに、全編楽曲で綴られ、ロック、バラード、シャンソン、 カントリー、ロカビリーと多彩な音楽で彩られる。

日本人キャストで演じられるのは初ということで「本当に光栄に思っております」という薮は、「日生劇場もジャニーズJr.時代から立たせていただいて本当に思い入れの強い劇場ですし、ジョセフの人を思いやる気持ち、人に夢を与える力、人の痛みをわかるという部分を頑張って伝えられたら」と意気込む。ジョセフが仕えるエジプトのファラオを演じる小西は「ファラオを演じます、小西遼生です。これずっと言いたかったんです」と笑顔に。「王を演じるのはわくわくします。日本人でありながらファラオを演じるなんて」と役への期待を高めた。

18歳の元木はマイクの音量が入ってないままにしゃべり始めてしまい、先輩の薮から「わざとだな」とからかわれつつ、「自分はジャニーズの方でいくつか舞台に出演させていただいたんですが、本格的なミュージカルに初めて出演させていただくんですけど、すごい緊張して、これから自分がどうなるのか、緊張と自分へのワクワク度が高まってすごい楽しみにしてます。色々と先輩がたの歌を見て学べたらいいと思っています」と心境を表す。それを受けて「私も本格的なミュージカルは初めて」とジョークを飛ばした村井は、「12人の子持ちの役なものですから、精力を持ってやっていきたいと思います」と会場を笑わせた。

ロンドン・ウェストエンドへ同作を観にいったという薮は、「職業柄、客席にどういう人が来ているんだろうと見渡すことが多いんですけど、本当に年齢層が幅広くて。めかしこんだ大人がデートとかに使うのかなと思いきや、子連れの方だったり高校生のカップルだったり、幅広い年代の方がこの作品を愛しているということを感じました」と振り返る。「楽曲の力って、こんなに人の心を動かすんだという印象を受けました。作品を生で見たことによって、やる気が沸沸とみなぎってきました」と気合が入った様子。さらにロンドンでは移動にレンタル自転車を使っていたそうで、「(街中で)乗り捨てして新しい自転車を借りれるという手段が発達しているので、自転車に毎日乗って『東京じゃできないな』と感じていました」と、異国での体験を楽しんでいた。

今回はポスター用の衣装で出てきたということだが、製作発表後の取材では「すごく裾があって、生まれて初めて、登壇する時に裾を介錯してもらった」と苦笑する薮。ウェディングドレスのようだという指摘に、「男性なんですけど、少し不思議な気持ち」と表し、「発表の時に『薮宏太降臨』と書いてあって、すごく恥ずかしかったんですけど、そういう気持ちで。降臨とまではいかないですけど、この日がやっときたなという気持ちで立っています」と思い入れを表す。

また後輩で弟役の元木について、薮は「ちゃんとしゃべるのは初めて。年を聞いたら、言いたくないですけどひとまわり(離れている)。意外と僕も、この仕事やらせていただいてるんだな、後輩も増えてきてるという実感も湧きました」としみじみ。「爪が割れるんじゃないかなってくらいマイクを握ってた」という薮からの指摘に、元木は「緊張するとめちゃ握るくせがあって、手汗もすごくて、びっしょり。どうしよ……」と途方に暮れた様子で、薮は「心の声がすごく漏れてる」と微笑ましく見守っていた。

薮について、元木が「信頼しています。話したことはほとんどないんですけど……」と語ると、周囲が「どうやって信頼!?」と総ツッコミとなるも、「色々と先輩方に、『薮くんは優しいからアドバイスもらいな』と聞きまして。Snow Manの佐久間(大介)くんに」と明かすと、薮は「あとで褒めておきます」とご満悦。「安心してできそう」と信頼を寄せる元木に、薮は「できる限りそのイメージを壊さないように」と語った。

東京公演は日生劇場にて4月7日〜29日、大阪公演はオリックス劇場にて5月14日〜18日。

  • 皆が心に秘めていた「すしざんまい」という言葉を発する薮宏太(中央)