吉本興業所属のお笑い芸人らが詐欺グループへの“闇営業”問題で相次いで降板していることを受け、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志は、30日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)を通じて異例の呼びかけをした。

松本人志

松本人志

問題発覚時、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之に電話をし、事実を包み隠さず話すよう説得していたという松本。当初は金銭の受領を否定していた宮迫だったが、その後に謹慎処分が発表されたタイミングで「金銭を受領していたことを深く反省しております」と前言を撤回したことで、松本は「だいぶ言ったんですけど分かってもらえなかったので寂しい」と相当なショックを受けたようだ。

また、松本は、事務所に対して所属芸人をケアするよう働きかけるなど事態収拾にも動き、降板の代役を務めるよう、「抜けたところをみんなでカバーしていこう」とも話し合っているという。その一方で、「俺も『言ってくれたら出るで』って言ってるんですけど、お金もらえないよね」「そこでギャラをとったら、雨(上がり決死隊)よりギャラ高いから、『あいつ本当に邪魔』って業界から……」という不安も口にする。

「安くするのも、いやらしい。お金は取れない」という松本。「今回、吉本はテレビにも本当に申し訳ないことしてるよ。俺、関係ないのに局の廊下歩きづらいもん」と胸の内を明かし、番組の最後には改めて「われわれ、抜けたところをやっていかないといけないので、お声掛けていただいたら、低予算というかほぼタダで」と積極的に代役を務めることを呼び掛けていた。