2019年4月30日に幕を下ろす「平成」では、さまざまなバラエティ番組が放送され、数々の名場面が生まれた。そこで、マイナビニュース会員4,748人に「平成に放送されたテレビバラエティ番組の中で、最も“名場面”だと思うシーン」をアンケート調査。

その結果、1位には『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』(フジテレビ、14年3月31日放送)で、タモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインらが集結した夢の共演シーンが選ばれた。

平成バラエティ名場面ランキング

トップ10の自由記述による回答理由は以下の通り。

■1位:『笑っていいとも! グランドフィナーレ』夢の共演

・「好きな番組の最終回なので印象に残りました。お笑い界のビッグネームが一つの番組に勢揃いすることは、おそらくもう無いだろうと思います。リアルタイムで観られたのが幸せに感じるほどの名場面でした」(46歳男性)
・「最後に豪華メンバーが揃った。仲の悪いと噂がある芸人さんも集まってちょっとハラハラしながら見た」(41歳女性)
・「そうそうたるメンバー出演でかなり見ごたえがあった。豪華すぎて見ていて楽しかったけど、番組が終わる悲しさがすごくあった」(41歳女性)
・「ひとつの時代が終わったと感じたから。もうこの豪華なメンバーが揃ってテレビで見れるのはなさそうだから」(33歳男性)
・「勝手にダウンタウンととんねるずは共演NGだと思っていたので、びっくり&週刊誌を信用するのはやめようと思った瞬間でした」(40歳女性)

  • 『笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号』に出演したタモリ、明石家さんま、笑福亭鶴瓶、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナイン

■2位:『第69回NHK紅白歌合戦』桑田佳祐、松任谷由実ら大団円

・「いや、もうこれしかないです。昨年末の出来事ですし、平成最後にふさわしいお二人の共演だったと思います」(49歳男性)
・「昭和にはありえない、夢舞台での二人のコラボレーションを、ライブで共有出来た喜び。会場やサブちゃんなどを巻き込んだ、桑田佳祐のコールアンドレスポンス、長めのメドレー、選曲内容、とても楽しい一時だった。こんな受信料の使われかたなら、少しは許せるかも。と思えてしまった」(50歳男性)
・「なんだかんだ言っても、やはり紅白の力はまだあるんだなと感じたシーン。私の若いころから活躍し、いまや大御所のペアが観れるんだからなぁ。これがまさに正直な気持ち」(58歳男性)
・音楽が好きな私はのびのびと楽しんでいた、ユーミンと桑田さんが眩しく見えたし、ちゃんとサブちゃんもリスペクトして羽目を外してもまとまっていたのが良かったです」(46歳女性)
・「共に日本のポップス・ニューミュージック史に欠かすことができない存在で、朝ドラ主題歌も担当したこともあり適任だから」(46歳男性)

■3位:『世界の果てまでイッテQ!』イモト、安室奈美恵にドッキリ対面

・「純粋に安室奈美恵ちゃんのファンで、遠くから応援している所に好感が持てた。会えて良かったねと思えた」(63歳男性)
・「あの対面は本当に感動しました誰が見ても嬉しいそして感動的なシーンをバラエティーで放送することができたのは本当にあの二人のお人柄だと思います。すごく印象に残っていますこちらも涙がとまりませんでした」(43歳女性)
・「イモトの姿がとてもかわいかった。いつも一生懸命仕事をしているのが報われているようだった」(47歳女性)
・「イモトが安室ちゃんに会えて本当に嬉しかった。こちらも感動してもらい泣きです。あの嫌味のないファン精神、見習います。頑張っている人には必ずご褒美が来るんだなと感じた」(23歳女性)
・「バラエティー番組への出演はないと思ってた安室奈美恵さんが、イモトのために出演したこと。神回として録画は永久保存版です」(52歳女性)

■3位:『SMAP×SMAP』最終回ラストのSMAP「世界に一つだけの花」

・「SMAPの解散が発表されてからも、どうか解散しないでほしいと強く願っていました。今となっては叶わない願いになってしまいましたが、もう絶対見ることが出来ないSMAPの「世界に一つだけの花」は自分にとって最も名場面です」(52歳女性)
・「SMAPは、別に特別好きとかじゃなかったけど、最後のあのシーンを見て、ああ、本当に解散してしまうんだと、すごく寂しく感じたから。またSMAP揃ってる所が見られたらいいのになあ」(29歳女性)
・「長年応援してきた妻と一緒に、テレビに噛り付いてみた。良い意味での夫婦の歴史でもあるだけに、「何とかならんのか?」という思いでいっぱいだった」(61歳男性)
・「歌の最後の方で、中居くんが指で何かを表現したシーンが今でも切なくて忘れられない。言葉にさせてもらえない、、、中居くんなりの全身全霊の想い」(46歳女性)
・「SMAPが好きだったので、解散してしまう衝撃と、SMAP×SMAPの最後の放送は感慨深かった。特に『世界に一つだけの花』を歌い終わった後にリーダー中居さんが後ろを向いて涙していた様子はこちらもジーンと来ました」(31歳女性)

■5位:『進め!電波少年』猿岩石「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」ゴール

・「夢中になってみていた。本も買った。第2弾、第3弾と続いたが、この猿岩石のインパクトは、すごかったと思う」(39歳女性)
・「ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するという無謀な企画が成功したことにびっくり。 これはすごいと思った」(53歳男性)
・「笑っていいとも!最終回と迷ったが、なんだかんだヒッチハイクのゴールは社会現象にもなったし、その後”猿岩石”も大ブレークを果たし、CDや本やTV出演と飛ぶ鳥を落とす勢いにもなったため」(36歳男性)
・「あそこまで過酷な番組は他に無かったのではないでしょうか。懸賞生活、スワンボートの旅、アンコールワットへの道を舗装するなど様々な過酷な企画がありましたが、やはりヒッチハイクの旅が真っ先に思い浮かびます」(32歳男性)
・「ヒッチハイクを追い続ける、それも大陸横断とか。それまでに誰も、どこも、TV放送したところはなかったと思う。それを成し遂げたテレビ局も、引き受けた猿岩石の2人もすばらしい。私の中では別格です」(47歳男性)

■6位:『アメトーーク!』「運動神経悪い芸人」“ヒザ神”誕生

・「芸人の新しい知らなかった部分が見れて大笑いでした。楽しかったです。水泳、サッカー、バスケットなど企画者は素晴らしい」(60歳男性)
・「うちの家では「ヒザ神」の本名、誰も呼ばない。何の番組でみても「ヒザ神」と呼ぶ。それくらい強烈なインパクト!「ヒザ神」と「アメトーーク」がずっと続きますように」(41歳女性)

■7位:『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』蝶野正洋の月亭方正(山崎邦正)ビンタ

・「毎年ビンタされるのが分かっているのに、笑ってしまうし、山崎邦正のリアクションが面白い」(38歳男性)
・「"山崎邦正さんのびびって今にも泣き出してしまいそうな表情に笑いのプロ根性を見た気がする」(55歳男性)

■8位:『新春かくし芸大会』堺正章のテーブルクロス引き

・「昔は正月は家族皆でかくし芸を観るのが恒例になっていて、これを観ないと新年を迎えた気がしなかった。その中でもマチャアキのテーブルクロス引きは名人芸で感心したものだ」(53歳男性)
・「歌手なのにもかかわらず、こういうことも完璧にできるのはさすがプロフェッショナルだなと当時から家族そろって番組を視ながら感心していた」(59歳女性)

■9位:『進め!電波少年』松本明子、アラファト議長にアポなし突撃成功

・「もう二度とこんなむちゃくちゃな番組は放送できないと思うから。観たいけど、コンプライアンスだのBPOだのごちゃごちゃうるさい時代になったから」(37歳男性)
・「電波少年、当時としても今でも出演者の体当たりな体験が見ていて本気で面白かった」(48歳女性)

■10位:『FNSの日テレビ夢列島』「BIG3」ビートたけし、明石家さんまの愛車破壊

・「本当に車をぶつけてしまうビートたけし 笑いが取れるのであればそれを許容する さんま。どちらもプロです」(58歳男性)
・「今では絶対できないといいますかやってはいけない企画でした。テレビはあれぐらい破天荒な企画がないと面白くないです。バブルがはじけてから物を大切にしようということが主体的になり、テレビもどんどん委縮してつまらなくなっています。もう一度あれぐらいのダイナミックな企画が、世間に受け入れられるような日本社会になればいいのにとつくづく思います」(44歳男性)

11位以下の回答理由、その他の回答については、マイナビニュース【平成特集】Twitterで随時紹介していく。

●調査概要
調査時期:2019年3月2日~31日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:4,748人
調査方法:インターネットログイン式アンケート。19年1月22日から2月22日まで自由記述のアンケートを実施し、この結果とマイナビニュース編集部が選んだ名場面から「その他」を含む26の選択項目を作成。