米Mozillaは3月12日 (現地時間)、最大2.5GBまでのファイルをオンライン経由で安全に共有できる無料のファイル転送サービス「Firefox Send」の正式提供を開始した。

Sendは、Webユーザーのプライバシーを保護するというMozillaのマニフェストから誕生し、実験的な機能を試すプロジェクト「Test Pilot」でベータ提供されてきた。エンドツーエンドの暗号化によってデータを保護し、シンプルな操作でユーザーがファイル共有をコントロールできるようにしている。

ファイルを共有するには、Firefox Sendのサイトにアクセスし、共有するファイルを指定。ダウンロード回数 (1/2/3/4/5/20/50/100回)またはダウンロード可能期間 (5分/1時間/1日/7日)、パスワード保護を設定して[アップロード]ボタンをクリックする。そして、アップロード完了後に表示される共有リンクを相手に教えてファイルを共有する。Firefoxアカウントでログインしていたら、最大2.5GBまでのファイルを共有可能。Firefoxアカウントでログインしていない場合は最大1GBになる。ダウンロードする際にFirefoxアカウントは必要ない。Firefox Sendは、Firefox以外のブラウザからも使用できる。

  • 「Firefox Send」の設定画面

    最大2.5GBのデータをサポートする「Firefox Send」