ヨックモックは2月15日、設立50周年の新たな取り組みの一つとして、社内福利制度「ま、フィーカ!」を開始した。

月に一度15時に、社長室を社員に開放し、部署や役職の異なる社員同士の垣根を越えたコミュニケーションを図ると共に、業務のパフォーマンス向上を狙う。9月末まで試験的に実施し、継続は定着度合いをみて判断するという。

  • 「ま、フィーカ!」の様子

「フィーカ」は、同社の社名に由来する町JOKKMOKK(ヨックモック)のあるスウェーデンの慣習で、同僚や友人、恋人または家族とコーヒーを飲むこと。

今回の新制度は、「仕事中でも『ま、いいか(フィーカ)!』」とかけた造語で、社員同士がお茶やお菓子を楽しみながら雑談し、気持ちのゆとりを生み、新たなモチベーションへとつなげることが目的だという。

同社の代表取締役社長 藤縄武士氏は、「お菓子を通じたコミュニケーションにより、『お菓子にできること』の新たな発想を芽生えさせたい」と抱負を語った。

  • 代表取締役社長 藤縄武士氏(右)

初回の開催となった2月15日には、藤縄氏がスウェーデンで食べたものを再現したお菓子と、同氏が購入した現地のコーヒーを、参加した社員達が楽しそうに味わっていた。

また、同社総務人事部 総務グループ グループ長 柴田純一氏は「仕事の難易度が上がる中、一息ついて、より高いパフォーマンスを社員に発揮してほしい。将来的には、本社以外の青山オフィスなども巻き込んでいきたい」と話した。