稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾による「新しい地図」発足以来初となるファンミーティング・イベント「NAKAMA to MEETING_vol.1」が16日、東京・武蔵野の森スポーツプラザメインアリーナにて幕を開けた。初回公演後、3人は報道陣の取材に応じ、ステージに立った感想を語った。

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    「NAKAMA to MEETING_vol.1」初日公演の模様

同イベントは、新しい地図のファンクラブ会員“NAKAMA”の元に「3人そろって会いに行く」をテーマに開催。東京、名古屋、大坂、仙台、福岡の5都市で、追加公演を含む計22公演、12万人以上の動員を予定している。

初日は各回8,000人、2公演で1万6,000人を動員。3人のトーク、熱いライブパフォーマンス、また、“NAKAMA”を巻き込んだゲームコーナーもあり、会場は大盛り上がり。公演終了後には、3人がホール内の通路でお見送りするサプライズもあり、ファンを喜ばせた。

初回公演後、香取は「ステージは大丈夫だったんですけど、最後のお見送りで喉がつぶれそうになりました」と打ち明けてから、「楽しかったです。ファンのみなさんに支えられてここまで来られた。今日来てくれたみなさん、これから会えるみなさんで作られている僕らなんで、直接感謝を伝えられる場ができて幸せです」と笑顔でコメント。

稲垣も「本当にうれしかったです。ファンミーティングはほぼ初めてなので、コンサートとは違った近さ、親近感も感じましたし、ゲームコーナーも一体になって楽しかったです。SNSでファンの方との一対一のつながりを感じていますが、こうしてお会いしてみなさんの幸せそうな顔を見て、感謝の気持ちを伝えられたっていうのは、最高の時間だったし、これからも続けていきたいなと思っています」と語った。

草なぎは「1分間撮影許可が出たところでは、あんなにたくさんのスマホをあてられる経験も初めてだったので、こんな光り方するんだって。街中で知らずに撮られるのはちょっと嫌な気持ちなんですけど、あの場所で小さいカメラが光っているのはきれいだった。これも僕らがSNSを初めてきた新しい形なんだなと思ったりして、よかったですね」と振り返った。

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大勢のファンの前で歌唱した感想を聞かれると、香取は「すごく懐かしい感じと変な感じ。懐かしい部分もあれば今までのライブともちょっと違って距離が近いところもあれば、間にゲームコーナーとか。でも気持ちいいですよね、ステージって。ステージでライトが当たる人生をずっと歩んできたので、最近僕は個展に向けて絵を描いて“アーティスト香取慎吾”って言われていますけど、“アイドル香取慎吾”、最高に気持ちいいですね!」と生き生きとした表情。

稲垣は「久々だからちょっと緊張したし、胸に来るものはありましたし、懐かしいなって気もしました。ステージの上で歌うのは僕らずっとやってきたことだし、僕らが本当に好きなことであり、普段生きていく活力、パワーをいただける、愛されているなって実感が湧く場」と述べ、また、「僕らが歌わせていただいている歌は、みなさんと一緒にその場で一緒に歌って楽しむ曲が多いので、このときのためにあったのかなと思う曲もあった」と語った。

数万人規模のドーム公演などとは違う新鮮さを感じたかという問いには、草なぎが「同じステージっていうのはないと思う。300人とかの舞台もやっていますし、お客さんの数ではなくて、熱量というか、その瞬間瞬間感じることがあるので、それに集中していたいなと」と答え、「すげーいいコメントですね」と自画自賛。香取も「今よかった」と褒め、「まさか1年後にこんな大きな会場でこうやって皆さんの前でステージで歌っているとは本当に思ってもいなかった」と語り、稲垣は「大きくでっかくやる素晴らしさもあるし、こういう親近感、近さも大切だし、これはこれでずっとやっていきたい」と話した。

3人はそれぞれ舞台や映画でも活躍し、香取はアーティストとしても才能を開花。草なぎが「それぞれの世界を広げて個性が浮き立っている」と言うと、稲垣も「くっきり2人のことも見えてきている。香取くんだったら“アーティスト香取慎吾”とか、個としてよりはっきり見えてきている」と続け、香取は「知らないことをニュースとかで見た時に、新しいことをやるんだな、自分はほかにどんなことができるかな、とかすごく刺激になりますね」と語った。

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撮影:宮脇進