NVIDIAはこのほど「Battlefield V」と「Metro Exodus」の2タイトルで、リアルタイムレイトレーシングとNVIDIA DLSS(Deep Learning Super Sampling)をサポートすると発表した。利用にあたっては、2月13日配信のGeForce Game Ready Driver 418.91が必要となる。

レイトレーシングは、ある視点からの仮想的な光を放ち、オブジェクトを描画する方法で、写実的な表現を可能とするが、高い処理能力を必要とされていた。NVIDIAの最新GPUであるGeForce RTXシリーズでは、レイトレーシング用のRTコアを実装することで、リアルタイムでの処理を実現した。

またDLSSは、ディープラーニングを利用したアンチエイリアス機能で、高いグラフィックス設定を保ちながら、フレームレートの落ち込みを抑えるという。NVIDIAによるとDLSSを有効にすることで、Battlefield Vにおいて最大40%、Metro Exodusにおいて最大30%の性能向上が得られるという。

なお、DLSSは解像度によって利用できるGPUが異なる。4K(3,840×2,160ドット)の場合はすべてのGeForce RTXシリーズ、1440p(2,560×1,440ドット)の場合、GeForce RTX 2080 / 2070 / 2060、1080p(1,920×1,080ドット)の場合、GeForce RTX 2070 / 2060。