俳優の斎藤工が、フジテレビの単発ドラマ『ココア』(来年1月4日23:30~24:30)に出演することが決定した。

斎藤工=フジテレビ提供

これは、「第30回フジテレビヤングシナリオ大賞」で史上最年少の14歳・鈴木すみれさんが大賞を受賞した作品。何のつながりもなく、全く別の場所で毎日を送っている3人の女子高校生が主人公で、いじめや両親の不倫など、それぞれが学校生活や家庭で悩みや後悔を抱えている少女たちのオムニバスストーリーだ。

斎藤工は鈴森香役の出口夏希が登場するストーリーに出演。演じる佐藤公平は、香の母親・優子の不倫相手で、平日の昼間に家族がいなくなった優子の自宅を訪れ、逢瀬を重ねるという役柄となっている。

家族が過ごすリビングのソファで愛し合う2人だったが、実は優子の夫も不倫しており、彼女はそれを知ってそのさみしさを埋めるかのように公平との関係を深めていくのだった…。優子役は、女優の紺野まひるが演じる。

『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(2014年7月期)で、一躍セクシーな魅力でブレイクを果たした斎藤。今回の撮影には『昼顔』のスタッフも参加したが、「フジテレビの連続ドラマは僕が育ててもらった場所でもあるので、いつもほっとするんですよね。帰ってきたという感覚になるんです。とても和やかで、作品を作る意識が高まっている独特の空気が好きですね」と語る。

また、初日からベッドシーンとなったが、「自分の与えられた役割を理解していますし、この役の必然性も伝えてもらっていたので、このシーンは描写としては“点”ではあるんですけど、それが“線”につながった状態で撮影に参加させてもらうことができました。出番の多さ、割合などに関係なく、丁寧に臨みたいと常に思っていて、今回もそのように撮影に臨みました」とのこと。

紺野まひる=同

セクシーな役を求める女性に対して、「そこに対してお仕事をしているつもりはないんですが(笑)。でもそうですね、ニーズがないと僕らの職業は成立しないと思っていますし、役者さんの自己満足みないなものは、僕は一視聴者としては見たくないんですよね。だからそういった期待はありがたいことではありますね。ただ今回で言うと、中学生である鈴木すみれさんが書いているのは深い、奥行きのある描写なんですよね。エロティックな不貞を描いている場面というよりは、繊細な家族の表現のひとつになっていると思っていますので、今回の公平役はとても意味のある役割だと思っています」と話した。

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