女優の松本穂香が主演を務めるTBS日曜劇場『この世界の片隅に』(毎週日曜21:00~)の第2話が22日に放送され、平均視聴率が10.5%だったことが23日、わかった(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。第1話は10.9%だった。

  • 松本穂香主演『この世界の片隅に』

    主人公・すずを演じる松本穂香と夫・周作役の松坂桃李

累計120万部を突破したこうの史代の同名漫画を原作とする同ドラマは、昭和20年ごろの軍港都市の広島・呉で懸命に前を向いて生きた北條すず・周作夫婦とその家族たちの日常を描く物語。すず役を松本、その夫・周作役を松坂桃李が演じる。

第2話は、すず(松本穂香)が北條周作(松坂桃李)のもとに嫁いで数日。山の上に建つ北條家には水道が通っておらず、共同井戸まで水を汲みにいくのがすずの日課となった。近所のことなら隣に住む刈谷タキ(木野花)が何でも教えてくれる。隣保の住民たちとも徐々に馴染みになってきた。中でもタキの娘・幸子(伊藤沙莉)や堂本志野(土村芳)ら同世代の女性と話が弾む。すずは自分が嫁に来たことを実感する。

しかし、すずには悩みがあった。義母・サン(伊藤蘭)に家の慣わしを習いたいのだが、足の悪いサンに遠慮して聞けないのだ。一方のサンも敢えて家事に口を出さない。この状態がすずのストレスとなっていた。そんなある日、径子(尾野真千子)が娘・晴美(稲垣来泉)を連れて北條家に帰ってきた。嫁ぎ先の黒村家と折り合いが悪くしばらくは戻らないという。径子は北條家の家事は自分がやるからすずは実家に帰れと言い放つ。周作は反対するがサンと義父・円太郎(田口トモロヲ)は径子の意見に賛成し、すずは嫁いで1カ月で実家に帰ることに……という展開だった。