JALは7月20日~8月17日、パナソニック システムソリューションズジャパンの協力のもと、パナソニックの新技術「光ID」を用いて情報を伝える「LinkRay」アプリと、ヤマハが提供する音のICT化技術「SoundUD」を用いて情報を伝える「おもてなしガイド」アプリを活用した、世界初の実証実験を羽田空港で実施する。

  • 光ID技術「LinkRay」と音のICT化技術「SoundUD」を活用した実証実験のシステム概要

    光ID技術「LinkRay」と音のICT化技術「SoundUD」を活用した実証実験のシステム概要

この実証実験では、光と音の新技術を活用してアナウンスの内容を文字化するだけではなく、手荷物受託方法や保安検査場の待ち時間などその他の付加情報を一般に提供する。また、音声情報を広く遠くまでハッキリと届けることができる「ミライスピーカー」から出力された音声トリガーによって、複数台のデジタルサイネージの表示内容を同時に変更することができるため、空港スタッフの案内業務が効率的に行えるようになる。

「LinkRay」は、光IDに対応したデジタルサイネージや照明から情報を受け取ることができるアプリ(対応環境: iOS 8.0以降, Android 5.0以降)であり、このアプリをダウンロードし、手荷物受託カウンター前に設置されたデジタルサイネージにスマートフォンをかざすと、手持ちのスマートフォンで手荷物の受託方法や保安検査場の待ち時間案内などが確認できる。

また「おもてなしガイド」は、「SoundUD」に対応したアナウンスに連動して、スマートフォン上で多言語の情報を取得することができるアプリ(対応環境: iOS 9.0以降, Android 4.4以降)であり、このアプリをダウンロードすると、「SoundUD」に対応したアナウンスの内容が多言語の文字情報として、手持ちのスマートフォンで確認できる。

  • 光と音の新技術を活用してアナウンスの内容を文字化するだけではなく、手荷物受託方法や保安検査場の待ち時間などその他の付加情報を一般に提供する

    光と音の新技術を活用してアナウンスの内容を文字化するだけではなく、手荷物受託方法や保安検査場の待ち時間などその他の付加情報を一般に提供する

実証実験は7月20日~8月17日、羽田空港国内線第1旅客ターミナル南ウイングJAL手荷物受託カウンターにて実施する。