女優の北川景子が27日、オフィシャルブログを更新し、25日に放送されたNHK大河ドラマ『西郷どん』12話「運の強き姫君」の撮影秘話を明かした。

北川景子

北川景子

同作で篤姫を演じる北川。島津斉彬(渡辺謙)から輿入れの真意を聞かされ、「お父上のためなら、篤は喜んで不幸になります。この命、ただ幸せになるためだけにあるのではございません」と覚悟を決める一方、吉之助(鈴木亮平)だけに吐露した演技が視聴者の涙を誘った。

北川はブログでこのことに触れ、「『お父上のためなら喜んで不幸になります』と言い切る強さと健気さに台本を読んだ時から涙、涙でした」と回顧。鈴木との共演シーンも「同じ薩摩から出てきて、お殿様のために働く同志として心が通い合ったシーンになりました。鈴木さんとは打ち合わせなどは細かくしなかったのですが、理屈ではなく心で通い合ったお芝居ができました」と思い返しながら、「中園先生からたくさん素敵なシーンをいただき幸せでした。ありがとうございました」と脚本・中園ミホ氏への感謝の思いを伝えた。

そのほか役衣装の写真も公開し、「すっかり江戸の姫らしくなった姿。お化粧も変わりましたし、お着物も華やかに。毎回シーンごとに衣装部さんと相談してお着物を決めていきました。薩摩頃よりさらに洗練された帯やお着物になりました」と説明。「薩摩弁は本格的に抜けてきてしまいました。難しくて半べそで練習したのも懐かしい思い出です」と方言にまつわるエピソードもつづっている。