媒体別に質問したところ、「見ない(読まない)」の回答率が最も高かった媒体は、「強調表示からスクロールが必要な場所に表示されているスマートフォンのWeb広告」で75.1%だった。次いで「同一画面内に表示されているスマートフォンのWeb広告」(70.0%)、「動画広告」(67.4%)となった。

打消し表示を見ない(読まない)理由を聞くと、新聞広告では「文字を読むのが面倒」「文字が小さくて読みにくいから」が多く挙がり、動画広告では「表示されている時間が短くて読み切れない」が最多だった。また、Web広告では、表示場所や媒体の違いに関わらず、全体的に「文字を読むのが面倒」が最も多く、次いで「文字が小さくて読みにくい」となった。

表示方法に問題のある表示例

続いて、制作した各表示例の打消し表示を、回答者が認識できたか否か、また、認識できなかった要因について調査を実施した。

「表示方法に問題のある表示例(Web広告)」

まず、強調表示が最大48ptで表示されるのに対し、打消し表示は10pt程度という「Web広告」の場合では、84.3%~94.2%の人が打消し表示を見落としていることが明らかとなった。また、グループインタビュー調査では、見落とした要因について「打消し表示の文字が小さく気付かなかった」「強調表示の文字だけが目に入った」といった声が多く挙がった。

「表示方法に問題のある表示例(動画広告)」

続いて、75秒間の「動画広告」の中で、強調表示と打消し表示が5秒間表示(5秒間×3回)される場合では、97.6%の人が6つの打消し表示のうち、少なくとも1つの打消し表示を見落とす結果となった。その要因として「1つの広告内に大量の情報が存在し、1回見るだけでは全ての内容を把握できない」との意見が挙がった。

「表示方法に問題のある表示例(Web広告)」

また、強調表示から下に1スクロールした箇所に打消し表示が表示される場合では、67.7%が打消し表示を見逃し、読みにくさを感じた点として、「文字が小さい」(57.6%)、「画面を下に移動させる必要があり、文字の存在に気づきにくい」(40.5%)などの意見が目立った。

内容に問題のある表示例

次に、表示内容に問題のある打消し表示について調査を実施した。