映画『鋼の錬金術師』(12月1日公開)ファンイベントが13日に都内で行われ、アニメ版に出演する声優の朴璐美、釘宮理恵、実写版に出演する本田翼、本郷奏多、佐藤隆太、曽利文彦監督が登場した。

左から釘宮理恵、朴璐美、本田翼、本郷奏多、佐藤隆太、曽利文彦監督

原作は、2001年から2010年にかけて『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されたシリーズ累計7,000万部突破の人気漫画。亡き母を生き返らせようと、禁忌を犯した挑んだ"人体錬成"に失敗し、左脚と右腕を失った兄エドワード・エルリック(山田)と、身体全部を持って行かれ鎧に魂を定着させた弟アルフォンス・エルリックの物語を描く。

イベントでは声優陣によるアニメのトークや生アフレコ、俳優陣によるトークやキャラクタービジュアル、新予告映像の公開が行われた。現地時間7日に行われたフランス・ジャパンエキスポの様子を語る本田に対し、嫉妬のホムンクルス・エンヴィー役の本郷は「フランスとか、行きたかったですね。嫉妬の気持ちでいっぱいですね」とキャラクターにちなんで発言し、会場を笑わせていた。

キャラクタービジュアルの解禁では、息を飲んで見守る客席に本田が「大丈夫かな? みなさんのリアクションがスンってなったので……」と不安そうな様子に。客席から拍手が起こり、「よかった」と安心していた。また、本郷奏多のビジュアルが公開されると歓声が起こり、本郷は「性別がなかったり、どうやってビジュアルを作っていこうか監督と相談して。衣装合わせも5~6回やったんじゃないかなという印象だったので、こだわって作って」と明かし、観客の反応に「よかったです」とホッとした様子を見せた。

映画の入場者特典が「荒川弘描き下ろし特別編コミックス」(第1弾)、「2018年ポスターカレンダー」(第2弾)だと知らされると、原作ファンの本郷は「コミックスを書いてくださるなんてやばくないですか」と喜び、「読む用と保存用に最低2回は行かないといけないですね」と宣言。アルフォンスの好きなものは? という質問にも「猫?」と即答した本郷は、映画にも登場する猫の”ニャルフォンス”(本名:ぼーちゃん)が現れると、嬉しそうに撫でていた。

また、イベントの最後には等身大のアルフォンスが登場。アニメでアル役を演じた釘宮が、実写でウィンリィ役の本田に向かって「ウィンリィ!」とその場でアフレコすると、原作ファンの本田は「アルが本当に喋ってるように聞こえる」と感動していた。