賛否両論呼ぶ遊川脚本『過保護のカホコ』は結末に注目

『過保護のカホコ』高畑充希 (C)NTV

反町隆史主演の初代『GTO』(カンテレ・フジ系)や、天海祐希主演『女王の教室』(日本テレビ系)、松嶋菜々子主演『家政婦のミタ』(同)など、"メガヒットメーカー"遊川和彦脚本の最新作が、高畑充希主演の『過保護のカホコ』(日テレ系、12日スタート 毎週水曜22:00~)。

同枠で放送された『家政婦のミタ』『○○妻』『偽装の夫婦』同様、遊川作品らしいキャッチーで、あらすじまで想像できるタイトルセンスには毎回脱帽。そして、賛否両論を巻き起こすのも遊川作品の特徴で、特に最終回の終わらせ方に注目だ。

テレビウォッチャーのデータが残る2012年以降の遊川脚本4作品うち、ハッピーエンドを迎えた『偽装の夫婦』『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)の平均満足度は、それぞれ3.79、3.70と高評価なのだが、バッドエンディングだった朝ドラ『純と愛』と『○○妻』(※)は、それぞれ最終回で最も低い満足度を記録するという他のドラマにはない動きを見せている。

今作はどんな評価を視聴者がくだし、そしてどんなエンディングを迎えるのか。最後まで注目したい作品だ。

(※)『純と愛』満足度は全話平均3.38、最終回2.91/『○○妻』全話平均3.67、最終回3.32


高満足度ドラマPが手掛ける『わにとかげぎす』

『わにとかげぎす』本田翼(左)と有田哲平 (C)TBS

ドラマのプロデューサーという点で注目なのは、古谷実の同名漫画を、くりぃむしちゅー有田哲平の連ドラ初主演でドラマ化すると話題の『わにとかげぎす』(TBS系、19日スタート 毎週水曜23:56~)。

プロデューサーの峠田浩氏は、2015年のゴールデン・プライム帯ドラマの満足度ランキング3位の『コウノドリ』、翌16年では1位の『逃げるは恥だが役に立つ』と、高満足度ドラマを続けてプロデュースしている"高満足度ドラマメーカー"。いずれの作品も漫画原作だが、原作ファンを裏切らないドラマ化に成功しており、今作の期待も高い。

また同枠で峠田氏がプロデュースした『毒島ゆり子のせきらら日記』(16年)では、前田敦子に二股や不倫と奔放な恋愛をする過激な役を与え、『コウノドリ』に出演していた星野源に注目し、再度『逃げ恥』で起用し大ブレイクさせるなど、キャスティングの妙が光る。

今回も主演に有田哲平という時点でユニークだが、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のコムアイや、ラッパーのDOTAMA、ACEが連ドラに初出演するなど、異業種からの抜てきが相次ぎ、深夜枠ならではの意外すぎるキャスティングも面白い。彼らがテレビドラマの中でどんな化学反応を起こすかにも注目したい。