お笑いタレントのビートたけしが13日、都内で行われた「アンファー30周年 企業発表会」に出席した。

ビートたけし

企業創立30周年を迎えるアンファーは、イメージキャラクターに起用したビートたけし出演の新CM「歩く」編と「転ぶ」編の2バージョンを6月14日より全国で放映スタート。『歩く』篇は、ビートたけしが前方を見つめながら「ミライを変えろ!」と力強く語りかける内容で、盟友・テリー伊藤が演出を担当した「転ぶ」編は何度も転ぶなどコメディータッチな演出ながらも、若者に熱く優しく語りかける内容となっている。

CMで着用したグリーンのジャケット姿で登場したビートたけしは「ディレクターがテリー伊藤さんだったのでひどいことばかりさせられました。何度もひっくり返り、緊張感があった現場では怪我がないと思っていましたが、帰りにフィットネスの風呂場で自分の姿を見たら青タンだらけ(笑)」としつつも、「気合が入ればやれちゃうなと思いましたね」とCMで見せた"コケ芸"に満足げ。一方の「歩く」編は「ずっとカメラを睨みながら喋ってくれと言われたんですが、横にあったカンペを見られず大変なことになりました。外で延々とカメラマンと2人で撮影したので、他から見たら馬鹿ですよ」と自虐的に振り返るも「でもCM撮影だと分かっていただいてよかったです」と安堵した様子だった。

CMでは若者に未来へのメッセージを送っているが、「自身の若い時にメッセージを送るとしたら?」という質問に「二度とああいう間違いを起こさないようにと思っています。ああいう間違いとは、消化器持ったりバイクを運転したり。そういうことをしないようにと言いたいですね」と1986年に起こしたフライデー襲撃事件と1994年のバイク事故を自戒する一幕も。また、「自身の未来の計画は?」という問いに「たけし教というのを作りまして、数珠を1,500万円で売ったり若いタレントをたけし教に入れたいですね」と笑いを誘うも「今を生きているのが精一杯。明日も明後日もどうにかやる仕事を若い時以上に一生懸命やれねばとは思うけど、それを維持するのは大変。進化していくことを目標に動かないとね。精一杯上を目指してやりたいと思っています」と70歳となった今も更なる進化に貪欲だった。