TBSで2016年10月期に放送された火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が、第22回AMDアワード年間コンテンツ賞「優秀賞」を受賞した。また、星野源が担当した主題歌「恋」の振付"恋ダンス"で大きな話題を呼んだ振付師MIKIKO氏が、審査員特別賞を受賞した。MIKIKO氏は、リオオリンピック閉会式の総合演出、演舞振付も合わせて評価された。

『逃げるは恥だが役に立つ』ロゴ

「AMDアワード」は、デジタルメディア業界の発展を目指し、優秀なデジタルコンテンツ等の制作者を表彰するというもの。年間コンテンツ賞「優秀賞」は、2016年1月1日から12月31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタルコンテンツおよびサービスの中から選出される。

ドラマは海野つなみによる同名漫画が原作。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣結衣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野源)と「仕事」として契約結婚し、「夫=雇用主」、「妻=従業員」の雇用関係で恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下で暮らすうち、妄想女子とウブ男は徐々にお互いを意識し出す…というラブコメディ。初回の平均視聴率は10.2%だったが、右肩上がりで上昇し、12月20日放送の最終回では平均視聴率20.8%を獲得した(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

ドラマがスタートすると、公式ホームページの閲覧数は1日で100万ページビュー超えを記録し、エンディングで星野が歌う主題歌「恋」に合わせて新垣らキャストが踊る"恋ダンス"が話題沸騰。TBS公式YouTubeでの"恋ダンス"総再生回数が8,800万回超えの数字を記録し(2016年12月20日18時時点)、一般の人や芸能人が"恋ダンス"を踊る動画がYouTubeに続々とアップされるなど、社会現象ともいえる"恋ダンス"ブームが起こった。さらに、「TBS FREE 無料見逃し配信無料配信」は、最終回までのトータルで2,000万回超えを達成した(TBS FREE、TVer、GYAO!の合計再生回数)。

『逃げ恥』は各方面のドラマ大賞などを続々と受賞しており、これで24冠を獲得したことに。受賞一覧は以下の通り。

■第6回コンフィデンスアワード・ドラマ賞
作品賞 『逃げるは恥だが役に立つ』
主演女優賞 新垣結衣
助演男優賞 星野源
助演女優賞 石田ゆり子
脚本賞 野木亜紀子
新人賞 大谷亮平

■コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞2016
作品賞 『逃げるは恥だが役に立つ』
助演女優賞 石田ゆり子
脚本賞 野木亜紀子

■ギャラクシー賞2016年12月度月間賞
『逃げるは恥だが役に立つ』

■2017年エランドール賞
特別賞 『逃げるは恥だが役に立つ』制作チーム
新人賞 星野源

■第91回ドラマアカデミー賞 (2016年10月~12月クール)
最優秀作品賞 『逃げるは恥だが役に立つ』
主演女優賞 新垣結衣
助演男優賞 星野源
助演女優賞 石田ゆり子
ドラマソング賞 「恋」/星野源
監督賞 金子文紀、土井裕泰、石井康晴
ザテレビジョン賞 「恋ダンス」

■第26回 TV LIFE 年間ドラマ大賞2016
主演女優賞 新垣結衣

■第19回シティ・エンターテインメント大賞
ドラマ部門 『逃げるは恥だが役に立つ』
アーティスト部門 星野源

■第22回AMDアワード
年間コンテンツ優秀賞 『逃げるは恥だが役に立つ』
審査員特別賞 MIKIKO