銀座を見下ろしながら夢の中へ

カプセルホテルには男性限定というところが多いが、ここは女性も宿泊可能だ。男性と女性は階層が分かれており、それぞれのシャワー室と客室エリアはカードキーで施錠されるので、ひとり利用の女性も安心できるだろう。男女の客室階には無料で使えるトランク置き場と施錠できるロッカーを備え、長期滞在利用者にも対応している。

トランク置き場はセルフ式

客室は、「スタンダードPOD」(ひとり1室/3,500円~)、「グランドPOD(窓なしtypeA)」(ひとり1室/5,800円~)、「グランドPOD(窓ありtypeB)」(ひとり1室/6,800円~)、「グランドPOD(窓ありtypeC)」(ひとり1室/6,500円~)の4タイプがある(料金はいずれも、WEB予約からの場合の最安値)。全104室を備えており、中でもグランドPODは男女各3部屋だけの個室部屋。窓ありtypeB/Cでは銀座中心街を一望できる。客室からも眺望も楽しめるという特権ゆえに、グランドPODはすぐに予約がうまるという。

「スタンダードPOD」(ひとり1室/3,500円~)

スタンダードPODの内装

ベッドはW900mm×L1,950mmを確保し、マットレスには米国でも評価が高い「Serta」(ドリームベッド社)を採用。装備としては、角度を調整できる19インチの壁掛けTV、ヘッドフォン、セキュリティBOX、リーディングランプ、静音カーテンレールなど。このセキュリティBOXの中には2口のUSBジャックが備わっており、携帯電話やPCを充電しながら収納できる。業態の性質上、各客室にキーがないため、シャワーを浴びている間にも安心して充電ができるように、という気遣いがここにある。

「グランドPOD(窓ありtypeB)」(ひとり1室/6,800円~)

なお、施設内には大浴場はないものの、アメニティーを備えたシャワーを設けている。シャワーの個室に鏡が付いているのもポイントだ。特に女性フロアにはアメニティーを充実させ、マイナスイオンのドライヤーを用意。シャワー施設には有料のランドリーもある。

シャワールーム

パウダールーム

パウダールーム内にはアメニティーも用意

ホットドッグは楽しいぞ!

宿泊プランには朝食あり/なしが選べるが、ここはぜひ、朝食ありを選んでほしい。6時~10時の朝食タイムには、オリジナルホットドッグ「POD DOG」と挽きたてコーヒーを提供。このホットドッグは自分でトッピングができる。ソーセージが挟まったパンの上に、ザワークラフト、ピクルス、フライドオニオン、ケチャップ、マスタードを自由に盛り付ければ、自分好みのホットドッグの完成だ。

朝のフロントの様子。ちなみに、コーヒーは1杯200円で販売している

ザワークラフト、ピクルス、フライドオニオンもたっぷりと

皮がパリッとしたパンとジューシーなソーセージの組み合わせは申し分なく、盛りすぎてしまったトッピングがこぼれてしまうのはご愛嬌。石川氏によると、ほとんどの人が盛りすぎてしまっているようだが、そんな経験もまた楽しい。

オリジナルホットドッグ「POD DOG」は自分仕様に。やはりここはもりもり盛ろう

客室の料金は時期によって変動するものの、銀座のど真ん中でありながら、リーズナブルな価格で眺望もグルメも極上の眠りも楽しめるのは魅力的な体験と言えるだろう。2月15日には京都・三条に「THE PRIME POD 京都」も誕生した。こちらは東京とはまた違い、和の心を映した空間に設(しつら)えられている。ここでもきっと、概念が変わる体験が待っていることだろう。

「THE PRIME POD 京都」のラウンジ

「THE PRIME POD 京都」のスタンダードPOD

※価格は税込