Inspiron 15ゲーミングは、新しいユーザー層に応える入門製品

低価格ゲーミングPCとして登場するInspiron 15ゲーミングに関しては、「ALIENWAREが妥協のない性能だが、直感的に買える新しいゲーミング愛好層への製品」とレイ氏。こちらもヒンジを手前に配置して、スピーカーもフロントに抜ける設計で躍動感を持たせている。

CPUは第7世代Intel Core i5/i7で、GPUはNVIDIAのGeForce 1050/1050Tiに対応。ゲーミングPCとして盛りだくさんの内容を詰め込みながら、最小構成で11万円を切る価格設定となっている。これからPCゲームを本格的に始めようというユーザーに最適とした。

Inspiron 15ゲーミングは、ALIENWAREほど「ガチ」でないゲーマー入門者向けの安価なモデル。だが、冷却性能やGPUなどは、れっきとしたゲーム仕様

ALIENWAREほどではないが、ゲーミングPCらしい押しの強いデザイン

デザイン面では、「『いかにもゲーム』という感じをどう出すかがポイントだった」とマイケル氏。様々な業界の製品を見ていく中で、自動車業界の「馬力があってもエレガント」なデザインは、インスピレーションが得やすかったそうだ。押し出し成型の天板やALIENWARE同様のサーマルシェルフをデザインの両輪におき、躍動感と前進感を重視している。日本のモデルでは、黒と赤の2色展開で大胆さや力強さを表現した。

なお、後日公開されるスパイダーマンの映画にも協力しており、映画にもInspirion 15ゲーミングが重要な役割をもって登場する。

黒のTシャツに着替えたマイケル氏

Inspiron 15ゲーミングのデザインは自動車のデザインにヒントを得た

フロントスピーカーとリア排気口の機能に、象徴的なデザインを付加した

日本市場では赤と黒の2色展開で、大胆さと力強さを表現

夏公開の新作スパイダーマン映画にも登場する

DELLノートブックの今後はUSB化へ

筆者がデルのノートブック製品オプションで非常に気に入っているのは、「電源コンパニオン」だ。いわゆるモバイルバッテリだが、USB電源としてだけでなく、デルの多くのノートブックで外部電源として動作する。

今回発表された製品のうち、XPS 13 2-in-1は電源供給がUSB Type-Cとなっており、30Wの小型電源アダプタが付属している。電源コンパニオンも予定されており、簡単に電池交換ができない薄型ノートでも長期間、長時間の動作が行えるわけだ。

「USB Type-Cは電源や外部ビデオも1つのコネクタで利用でき、現在のPCの問題点を解決する素晴らしい技術」とレイ氏は語り、今後、デルのDELLノートブックでもUSB Type-Cによる給電が行われることを示唆した。

新モデルの実機を見て触ってみたいという人は、デルのリアルストアやALIENWAREリアルストアに足を運んでほしい。2月上旬から順次展示される予定だ。

USB Type-Cに電源が変更された。今後の製品でも採用するということで、個人的にはうれしい

XPS 13 2-in-1に付属するのは5V/12Vが最大2A、20Vが1.5Aの30W電源。ただし「ミッキーコネクタ」なのが残念といえば残念