マネーフォワードはこのほど、ふるさと納税の実態に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月25日~9月2日、マネーフォワードの利用者を対象にインターネットで行われ、3,241名の回答を集めた。

「新たなお金の使い方」として今年あなたが始めたことを全て選んでください

今年始めた新たなお金の使い道を聞くと、「定期預金」(28.0%)に次いで「ふるさと納税」(27.6%)が選ばれた。

ふるさと納税先を"知っている"は98%

「ふるさと納税をご存知ですか?」「ふるさと納税を知ったのはいつ頃ですか?」

ふるさと納税を知っているか聞いた質問では、「制度の全容もふるさと納税の申し込み方法も知っている」(43%)、「制度の全容は知っているが、ふるさと納税の申し込み方はよくわからない」(29%)という人が特に多く、何らかの情報を知っている人の割合は98%を超えた。知った時期については、1年以上前から知っているという回答が約90%となっている。

ふるさと納税を「したことがある」は43%。「したことはないが、今後はやる予定」は10%、「したことはないが、興味がある」は3%だった。

「ふるさと納税をしていますか? もしくはしたことがありますか?」

ふるさと納税をしないと回答した人にその理由を尋ねると、「やり方がわからない」(43%)、「どの自治体にしていいのか判断できない」(25%)、「ふるさと納税をするお金がない」(22%)、「確定申告が面倒」(22%)、「ふるさと納税をする時間がない」(16%)などがあげられた。

ふるさと納税の目的については、「魅力的な返礼品がもらえるから」(64%)、「税金控除が受けられ、家計管理にお得だから」(56%)、「地域の特産品がもらえるから」(46%)が多かった。ふるさと納税先を選ぶ基準についても、「返礼品の魅力」(84%)、「費用対効果が良い品の提供先」(29%)が多い。

「ふるさと納税の目的は何ですか?」

「ふるさと納税先を選ぶ基準は何ですか?」

受け取った返礼品は「家族と一緒に利用した」(48%)が最も多く、「自分だけで利用した」(21%)、「女子会、ホームパーティー、職場などで友人や知人と一緒に利用した」(11%)、「家族や友人、知人にプレゼントした」(11%)と続いた。ふるさと納税に関する情報の収集元は「ふるさと納税サービスの提供サイト」(71%)、「インターネットニュース」(31%)でインターネットが主流。支払い方法はクレジットカードが8割を超えている。

ふるさと納税利用後の影響としては、「地域貢献や災害支援について考えるようになった」(35%)、「普段の会話でふるさと納税の話題があがるようになった」(27%)など意識の変化や、「家計状況の改善を感じた」(28%)との実生活の影響もあがっている。家計状況の改善については約8割が「食費」としている。