英国のF1チーム「マクラーレン」のグループ企業であるマクラーレン・オートモーティブは5日、スポーツシリーズ「570GT」の実車を日本初公開した。スポーツシリーズ・ファミリーの「570S クーペ」「540C クーペ」続く第3弾モデルとなる。

マクラーレン「570GT」

「570GT」は「570S クーペ」のオープンボディといえるモデル。ただし、オープンカーではなく、固定式ガラス・パノラミック・ルーフからリアの大型ガラス・ハッチまで続くグラスハウス・デザインを採用している。これはスポーツシリーズにおいて、クーペに続く2番目のボディスタイルとなる。

シャシーは「570S クーペ」と同じモノセルIIシャシーで、高剛性でありながら重量わずか75kgと軽量。これにより、「570GT」は乾燥重量1,350kgに仕上がっている。570PSを発揮する3.8リットルV8ツインターボエンジンを搭載し、パワーウエイトレシオは422PS/トン。0-100km/h加速は3.4秒、0-200km/h加速は9.8秒、最高速度は328km/hと、マクラーレンの名に恥じない性能を発揮する。

こうしたスーパーカーならではの性能でありながら、日常でのドライバビリティや実用性も重視されているのがスポーツシリーズの特徴。フロントに「570S クーペ」と同じ150リットルのラゲッジスペースを備え、さらにシート後方に220リットル分の容量を持つレザー張りのツーリングデッキが備えられている。「570GT」の価格は2,752万7,000円(税込)から。