マクラーレン・オートモーティブはこのほど、「ロングテール(LT)」の名を冠した最新モデル「675LT スパイダー」の詳細を発表した。同車は500台の限定生産で、最初のデリバリーは2016年夏以降を予定している。

マクラーレン「675LT スパイダー」

「675LT スパイダー」は、20年ぶりに「ロングテール」の名を復活させて5月に発売された「675LT クーペ」の特性を兼ね備えたオープントップモデル。「675LT クーペ」と同様、徹底した軽量化、最適化されたエアロダイナミクス、高められたパワー、サーキット志向のダイナミクスにフォーカスされている。

パワートレインには、クーペモデルで大幅に改良された3.8リッターV8ツインターボ・エンジンが搭載され、最高出力と最大トルクはクーペモデルと同じく675PS/7,100rpm、700Nm/5,000-6,500rpm。0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速は8.1秒となり、エアロダイナミクスの最適化がさらに進み、重量が軽いクーペと比較しても0.2秒の差となる。

ファースト・ギアでのトルク制御により、トルクが600Nmにまで高められるため、加速の最大化とホイール・スリップの最小化が可能となり、最高速度は326km/hに達する。このような優れたパフォーマンスにもかかわらず、燃料消費はEU複合サイクルで24.1mpgとなっており、CO2排出量はクーペモデルと同様の275g/kmとされた。

ルーフは3ピース型リトラクタブル・ハードトップで、色分けされたトノカバーの下部に収納されている。30km/h以下の走行時でも開くことができ、オープンエアでの爽快さをよりダイナミックに感じることが可能となる。