女優の新垣結衣が、10月スタートのTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(毎週火曜22:00~)で主演を務めることが26日、わかった。

主人公・森山みくりを演じる新垣結衣

2015年に「第39回講談社漫画賞」(少女部門)を受賞し、現在も月刊『Kiss』(講談社)で連載中の海野つなみ氏の同名漫画を原作とする同ドラマは、夫=雇用主、妻=従業員となる"就職"という意味での男女の結婚生活を描く新感覚のラブコメディ。脚本は『空飛ぶ広報室』、『重版出来!』、『図書館戦争』シリーズなど、数々のヒットドラマ、映画を手がけた野木亜紀子が担当する。

海野つなみ『逃げるは恥だが役に立つ』(講談社)

新垣が演じるのは、彼氏なし、院卒だけど内定ゼロ、派遣社員になるも派遣切り、そして、ただいま休職中という、自分の居場所の無さを強く感じている25歳の森山みくり。独身の会社員の津崎平匡の家事代行として働き始めたみくりは、将来への不安から「就職という意味で結婚するのはどうですか?」と津崎に提案してしまう。津崎は、事実婚としての契約結婚を提案。2人は周囲には秘密にして結婚することになるのだが、果たして2人の結婚生活はうまくいくのか。

新垣は「契約結婚から始まる、みくりと津崎たちの一風変わったお話です」と説明。「新しいラブコメディのような、ビジネスコメディのような、今の時代の象徴でもあるような、楽しいドラマになると思います。みくりたちがあれこれ試行錯誤する姿を見て、共感したりクスッと笑っていただけるように頑張りたいと思います」と意気込んでいる。

原作者の海野つなみは「まだドラマ化も決まってない初期のころから、友だちと勝手に妄想キャスティングで『みくりちゃんは新垣結衣ちゃんとかどう?』『いや~ガッキーがやってくれるなら百点でしょ!』とのんきに言っていた」と明かし、「本当に新垣結衣さんでドラマ化と聞いた時はとてもうれしかったです」と語った。

(c)TBS (c)海野つなみ/講談社