マンパワーグループはこのほど、「入社後、プロパー社員に対して感じたギャップ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は1月20日~22日、過去5年以内に転職経験を持つ20~59歳の正社員400名を対象に行われた。

融通が利かない? 保守的?

「入社後、プロパー社員に対してどのようなギャップを感じますか?」

「入社後、プロパー社員に対してどのようなギャップを感じますか?」と質問したところ、「何かと融通が利かない(21.8%)」「保守的でチャレンジをしたがらない(14.3%)」「伝統・文化の変化を嫌う(11.8%)」が上位に。前職の企業風土との違いを実感し、そこに悩むケースも少なくはないよう。

実際にギャップを感じたエピソードを尋ねると、「プロパー社員はその会社しか知らないため、視野が狭く、他のやり方を受け入れない」(女性/人材派遣業)、「考え方が保守的すぎて、新しいチャレンジがしにくい」(男性/製造業)といった意見が多数寄せられた。

一方、「給与体系(18.3%)」も上位にランクインしており、「給与体系が、経験ではなく勤続年数で決まる」(男性/ソフトウェア・情報サービス関連)と、新卒採用と中途採用の待遇の違いに不満を抱くケースも少なくはなかった。

そのほか、「中途入社者の意見は聞いてくれない(9.0%)」「プロパー社員の派閥・グループに入りにくい(8.5%)」など、社内で疎外感を抱いている人も見受けられた。