2016年8月に、待望の最新作『君の名は。』が全国上映されるアニメーション監督・新海誠氏だが、その公開を記念した特集上映が決定。2001年にトリウッドにて初上映された自主制作時代の作品『彼女と彼女の猫』から、2013年公開の『言の葉の庭』まで、新海監督が手掛けた6作品が下北沢トリウッドにて一カ月に渡り上映される。

上映作品は、『彼女と彼女の猫』(2000年/5分)、『ほしのこえ』(2002年/25分)、『雲のむこう、約束の場所』(2004年/91分)、『秒速5センチメートル』(2007年/63分)、『星を追う子ども』(2011年/116分)、『言の葉の庭』(2013年/46分)の6作品。5月28日(土)からの『ほしのこえ』+『彼女と彼女の猫』に続き、6月からは週替りで1日3プログラムずつ上映され、7月2日(土)と7月3日(日)には全作品の一挙上映も開催される。

16年前、50席に満たない小さな映画館でのたった5分の作品上映から始まった、新海監督の軌跡をこの機会にあらためてチェックしたい。料金は、『ほしのこえ』+『彼女と彼女の猫』が一律600円、『雲のむこう』『約束の場所』『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』『言の葉の庭』が一律各1,000円。当日3作品以上鑑賞すると"3作品割"として、合計額から300円引き(※当日限り有効)となる。

■新海誠監督のコメント
14年前のトリウッドでの『ほしのこえ』上映初日を境に、人生が変わってしまいました。会ったこともない人たちが自分の作品を観るために大勢トリウッドに集まり、上映後には割れるような拍手をしてくれました。あの日の感動や昂ぶりをなんとかもう一度味わいたくて、僕はその後もアニメーション映画を作っているのだと思います。今回の特集上映で作品がまた新たな観客と出会えるならば、これ以上の幸せはありません。